lxc-snapshot(1) 存在するコンテナのスナップショットの取得

SYNOPSIS

lxc-snapshot {-n, --name name} [-c, --comment file] lxc-snapshot {-n, --name name} {-d, -destroy snapshot-name} lxc-snapshot {-n, --name name} {-L, --list } [-C, --showcomments ] lxc-snapshot {-n, --name name} {-r, -restore snapshot-name} [-N, --newname newname]

説明

lxc-snapshot はコンテナのスナップショットの作製、スナップショットのリスト表示、スナップショットからのリストアを行います。

スナップショットはコンテナパス以下にスナップショット化されたコンテナとして保存されます。 例えば、もしコンテナパスが /var/lib/lxc で、コンテナが c1 である場合、最初に取得するスナップショットは、パス /var/lib/lxc/c1/snaps の下の snap0 として保存されます。 LXC 1.0 で使われていた /var/lib/lxcsnaps が存在する場合には、このディレクトリが引き続き使われます。

オプション

-c,--comment comment_file
新しく作製するスナップショットに comment_file ファイル内のコメントを関連付ける。
-d,--destroy snapshot-name
指定した名前のスナップショットを破壊します。ALL という名前が指定された場合、すべてのスナップショットが破壊されます。
-L,--list
存在するスナップショットをリスト表示します。
-C,--showcomments
スナップショットのリスト表示でスナップショットに対するコメントを表示します。
-r,--restore snapshot-name
指定のスナップショットをリストアします。 これはスナップショットのコピーである完全に新しいコンテナが作製されるということです。
-N, --newname
スナップショットをリストアする際、--newname の値として明示的に指定しない場合でも、最後のオプション引数はリストアするコンテナの名前として使用します。 もし newname が元のコンテナの名前と同じ場合、元のコンテナが削除され、リストアされるコンテナに置き換えられます。 スナップショット元を削除することは、aufs, overlayfs, zfs がバックエンドのスナップショットではできないことに注意が必要です。

共通オプション

ここで紹介するオプションは lxc コマンドの大部分で共通のものです。
-?, -h, --help
通常より長い使い方のメッセージを表示します。
--usage
使い方を表示します。
-q, --quiet
出力を抑制します。
-P, --lxcpath=PATH
デフォルトと別のコンテナパスを使用します。デフォルトは /var/lib/lxc です。
-o, --logfile=FILE
追加のログを FILE に出力します。デフォルトは出力しません。
-l, --logpriority=LEVEL
ログの優先度を LEVEL に設定します。デフォルトの優先度は ERROR です。以下の値を設定可能です: FATAL, CRIT, WARN, ERROR, NOTICE, INFO, DEBUG。

このオプションは追加のログファイルへのイベントログの優先度の設定である事に注意してください。stderr への ERROR イベントのログには影響しません。

-n, --name=NAME
NAME という名前でコンテナを識別します。コンテナ識別子のフォーマットは英数字の文字列です。
--version
バージョン番号を表示します。

作者

Serge Hallyn <[email protected] >