lxc-stop(1) コンテナ内で動作しているアプリケーションの停止

SYNOPSIS

lxc-stop {-n name} [-W] [-r] [-t timeout] [-k] [--nokill] [--nolock]

説明

lxc-stop は、リブート、クリーンシャットダウン、コンテナ内の全てのプロセスの kill のどれかを行います。 デフォルトでは、コンテナのクリーンなシャットダウンを lxc.haltsignal (デフォルトでは SIGPWR) をコンテナの init プロセスに送ることでリクエストし、コンテナの終了を 60 秒待ち、return します。 コンテナが 60 秒の間にクリーンに終了するのに失敗した場合、lxc.stopsignal (デフォルトは SIGKILL です) を送り、強制的にシャットダウンします。 リブートのリクエストは lxc.rebootsignal に設定されたシグナルをコンテナの init プロセスに送ります (デフォルトは SIGINT です)。

[-W], [-r], [-s], [-k], [--nokill] オプションは実行する際のアクションを指定します。 [-W] は、指定したアクションの後に、lxc-stop は速やかに終了します。 一方、[-t TIMEOUT] はコンテナが完全にシャットダウンやリブートするのを待つ時間の最大値を設定します。

オプション

-r,--reboot
コンテナのリブートをリクエストします。
-k,--kill
コンテナのクリーンシャットダウンをリクエストするのでなく、明確にコンテナ内の全てのタスクを kill します。 これは、以前の lxc-stop の動作です。
--nokill
クリーンなシャットダウンのみをリクエストします。 クリーンなシャットダウンに失敗した場合でも、コンテナのタスクを kill しません。
--nolock
このオプションはいかなる場合でも API の lxc のロックの使用を回避します。 システム状態が不良な場合に lxc-stop の応答がない状態の場合のみ使用すべきです。
-W,--nowait
リクエストされたアクション (reboot, shutdown, 強制的な kill) を実行するだけで (すぐに) 終了 (exit) します。
-t,--timeout TIMEOUT
コンテナの強制停止まで TIMEOUT 秒待ちます。

終了ステータス

0
コンテナの停止が成功しました。
1
コンテナの停止中にエラーが発生しました。
2
指定のコンテナは存在しますが、実行中ではありません。

診断

The container was not found
指定したコンテナが lxc-create で作成されておらず存在しません。

作者

Daniel Lezcano <[email protected]>