書式
Section "Device"
Identifier "devname"
Driver "vga"
...
EndSection
説明
vga は一般の VGA ビデオカード用の XFree86 ドライバである。 このドライバは VGA 互換のほとんどのビデオカードを動かせるが、 これらのカードが共通で持つ基本的な標準 VGA コアコマンドしか利用できない。 このドライバは深さ 1, 4, 8 に対応している。 それぞれの深さに適切な全てのビジュアル型がサポートされている。 他のドライバと組み合わせる形のマルチヘッド構成にも対応しているが、 動作するのは vga ドライバが最初のカードを動かす時だけである。対応カード
vga ドライバはほとんどの VGA 互換ビデオカードに対応している。 例外がいくつか分かっているが、それらは後で列挙する。詳細設定
詳細設定の一般的な部分については XF86Config(5x) を参照すること。 このセクションではこのドライバ固有の詳細設定のみを扱う。このドライバは VGA 互換ハードウェアが存在することを自動検出する。 チップセット名を設定ファイルの "Device" セクションの ChipSet 項目に指定して、自動検出の結果を上書きしてもよい(省略してもよい):
- "generic"
このドライバは、深さ 1 および 8 での動作時には 64KB のビデオメモリしか 使わず、深さ 4 (これが標準 VGA での上限値である)での動作時には 256KB の ビデオメモリしか使わない。
深さ 8 での動作時は、組み込みの 320x200 のビデオモードしか使えない。 他の深さではもっと柔軟なモード選択ができる。
以下のドライバオプション( Options 項目)がサポートされている:
- Option "ShadowFB" "boolean"
-
シャドウフレームバッファレイヤの使用を有効または無効にする。
詳しい情報については shadowfb(4) を参照すること。
デフォルト値: off
深さ 1, 4 で実行するときは、性能的な理由からこのオプションを指定するこ とが望ましい。最近の PCI ベースのハードウェアを使っている場合は特にそ うである。異なる深さで動作する他のスクリーンが1つ以上あるようなマルチ ヘッド構成でこれらの深さを使う時は、このオプションは必要となる。
作者
作者は以下のメンバーである: Authors include: Marc La France, David Dawes, Dirk Hohndel.