概要
- apt-extracttemplates [-t=一時ディレクトリ] ファイル名... {-v | --version} {-h | --help}
説明
apt-extracttemplates は、入力に複数の Debian パッケージをとり、関連する設定スクリプトとテンプレートファイルを (一時ディレクトリに) 出力します。設定スクリプト・テンプレートファイルを持つ、渡されたパッケージそれぞれに対し、以下の形式で 1 行ずつ出力します。
テンプレートファイルや、設定スクリプトは、-t や --tempdir で指定した一時ディレクトリ (APT::ExtractTemplates::TempDir) に書き出され、ファイル名は、package.template.XXXXXX や package.config.XXXXXX といった形になります。
オプション
ここで設定オプションとして説明したコマンドラインオプションは、 すべて設定ファイルを使用して設定できます。 設定ファイルに書いた真偽値をとるオプションは -f-,--no-f, -f=no などのようにして上書きできます。
-t, --tempdir
- 抽出した debconf テンプレートファイルや設定スクリプトを書き出す一時ディレクトリ。設定項目: APT::ExtractTemplates::TempDir
-h, --help
- 使い方の短い要約を表示します。
-v, --version
- プログラムのバージョンを表示します。
-c, --config-file
- 設定ファイル。 使用する設定ファイルを指定します。 このプログラムは、デフォルト設定ファイルを読んでから、この設定ファイルを読みます。 この設定をデフォルト設定ファイルよりも前に読む必要がある場合、 APT_CONFIG 環境変数に指定してください。構文については apt.conf(5) をご覧ください。
-o, --option
- 設定オプションのセット。任意の設定オプションをセットします。 構文 -o Foo::Bar=bar となります。 異なるオプションを設定するため、-o と --option は、 複数回使用できます。
診断メッセージ
apt-extracttemplates は正常終了時に 0 を返します。エラー時には十進の 100 を返します。
バグ
m[blue]APT バグページm[][1] をご覧ください。 APT のバグを報告する場合は、 /usr/share/doc/debian/bug-reporting.txt や reportbug(1) コマンドをご覧ください。
翻訳
倉澤 望 <[email protected]> (2003-2006,2009-2012), Takuma Yamada <[email protected]> (2016), Debian JP Documentation ML <[email protected]>
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著者
Gunthorpe Jason[FAMILY Given]
[FAMILY Given]
注記
- 1.
-
APT バグページ