shutdown(2) 全二重接続の一部を閉じる

書式

#include <sys/socket.h>

int shutdown(int sockfd, int how);

説明

shutdown() は、 sockfd に関連づけられているソケットによる全二重接続 (full-duplex connection) の一部または全てを閉じる。 howSHUT_RD ならば、それ以降の受信を禁止する。 howSHUT_WR ならば、それ以降の送信を禁止する。 howSHUT_RDWR ならば、それ以降の送受信を禁止する。

返り値

成功した場合は 0 が返される。エラーの場合は -1 が返され、 errno が適切に設定される。

エラー

EBADF
sockfd が有効なディスクリプターでない。
EINVAL
how に無効な値が指定された (バグが参照)。
ENOTCONN
指定されたソケットは接続されていない。
ENOTSOCK
sockfd がソケットでなくファイルである。

準拠

POSIX.1-2001, 4.4BSD (shutdown() 関数コールは 4.2BSD で初めて登場した)。

注意

SHUT_RD, SHUT_WR, SHUT_RDWR の各定数 (それぞれ 0, 1, 2 の値を持つ) は glibc-2.1.91 以降、 <sys/socket.h> で定義されている。

バグ

現在の実装では how の妥当性チェックはドメイン固有のコードの中で行われているが、 すべてのドメインでこれらのチェックが行われている訳ではない。 中でも注意すべきは、 UNIX ドメインソケットでは無効な値は単に無視される点である。 これは将来変更されるかもしれない。

この文書について

この man ページは Linux man-pages プロジェクトのリリース 3.65 の一部 である。プロジェクトの説明とバグ報告に関する情報は http://www.kernel.org/doc/man-pages/ に書かれている。