書式
Section "Device"
Identifier "devname"
Driver "i810"
...
EndSection
説明
i810 は Intel i810 系のグラフィックスチップセット用の XFree86 ドライバである。 このドライバは深さ 8, 15, 16, 24 に対応している。 深さ 8 では全てのビジュアル型に対応している。その他の深さでは TrueColor のみに対応している。 ドライバはハードウェアアクセラレーションが効く 3D 表示に対応しているが (Direct Rendering Infrastructure (DRI) を通して)、これは深さ 16 のみである。対応ハードウェア
i810 は i810, i810-DC100, i810e, i815 チップセットに対応している。詳細設定
詳細設定の一般的な部分については XF86Config(5x) を参照すること。 このセクションではこのドライバ固有の詳細設定のみを扱う。i810 は統合されたメモリアーキテクチャを持ち、システムメモリを ビデオ RAM 用に使用する。デフォルトでは 8MB のシステムメモリが グラフィックス用に使われる。このメモリの量は設定ファイルの Device セクションの VideoRam の項目を使って変更できる。 4MB と 32MB の間(両端の値を含む)で任意の 2 の累乗の値を設定し、 メインメモリの量とグラフィックス性能のバランスを調整できる。 グラフィックスに割り当てるメモリが少なすぎると、 3D および 2D のグラフィックス性能と機能が落ちることがある。
以下のドライバオプション( Options 項目)がサポートされている:
- Option "NoAccel" "boolean"
- アクセラレーションを有効または無効にする。 デフォルト値: アクセラレーションが有効
- Option "SWCursor" "boolean"
- ソフトウェアカーソルを有効または無効にする。 デフォルト値: ソフトウェアカーソルは無効で、ハードウェアカーソルが使用される
- Option "ColorKey" "integer"
- YUV ビデオオーバーレイキーのためのデフォルトのピクセル値を設定する。 デフォルト値: 未定義
- Option "CacheLines" "integer"
-
このオプションを使うと 2D アクセラレーションとビデオ表示に使う
グラフィックスメモリの量を変更できる。この量を減らしても
3D テクスチャ用の量はそのままである。この量を増やすと 2D 性能は向上す
るが、その代わりに 3D 性能は下がるかもしれない。
デフォルト値: 解像度と深さによって 256〜768 の間の値
作者
作者は以下のメンバーである: Keith Whitwell, and also Jonathan Bian, Matthew J Sottek, Jeff Hartmann, Mark Vojkovich, Alan Hourihane, H. J. Lu