書式
mkfs.minix [ -c | -l filename ] [ -n namelength ] [ -i inodecount ] [ -v ] device [ size-in-blocks ]説明
mkfs.minix は Linux MINIX ファイルシステムをデバイス (通常はディスクパーティション) 上に作成する。device は通常以下のようなものである:
- /dev/hda[1-8] (IDE disk 1) /dev/hdb[1-8] (IDE disk 2) /dev/sda[1-8] (SCSI disk 1) /dev/sdb[1-8] (SCSI disk 2)
size-in-blocks 引数は、ファイルシステムのサイズの希望値をブロック単位で指定する。 これは、もっぱら過去との互換性の維持を目的とした機能である。 省略されると、サイズは自動的に決定される。 11 以上か、65535 以下の値だけが指定可能である。
オプション
- -c
- ファイルシステムを作成する前に、 デバイスに不良ブロックがないかチェックする。 見付かったら、ブロックカウントを表示する。
- -n namelength
- ファイル名の最大の長さを指定する。 現在指定できるのは 14 または 30 だけである。 デフォルトは 30。0.99p7 より前のカーネルでは 14 しか受けつけない。
- -i inodecount
- ファイルシステムの i-ノードの個数を指定する。
- -l filename
- filename から不良ブロックのリストを読み込む ファイルの一行に不良ブロックをひとつ書く。 読み込んだ不良ブロックのカウントが表示される。
- -v
- Minix version 2 ファイルシステムを作成する。
終了コード
mkfs.minix の返す終了コードは以下のどれかである:- 0
- エラーなし
- 8
- 動作エラー
- 16
- 利用法または文法のエラー