説明
getpt() は、擬似端末マスタをオープンし、そのファイル・ディスクリプタを返す。 これは、 Linux システムにおいてはopen(/dev/ptmx, O_RDWR | O_NOCTTY);と等価である。但し、 GNU Libc を使用していても、 擬似端末マスタがどこか他の場所にあるシステムもある。
返り値
成功した場合、 getpt() はオープンしたファイルのディスクリプタを返す。 そうでない場合、-1 を返し、 errno にエラーを示す値がセットされる。エラー
getpt() は open(2) で説明されている種々のエラーで失敗する可能性がある。バージョン
getpt() は、バージョン 2.1 以降の glibc で提供されている。属性
マルチスレッディング (pthreads(7) 参照)
getpt() 関数はスレッドセーフである。準拠
getpt() は glibc 独自である。代わりに posix_openpt(3) を使用すること。この文書について
この man ページは Linux man-pages プロジェクトのリリース 3.65 の一部 である。プロジェクトの説明とバグ報告に関する情報は http://www.kernel.org/doc/man-pages/ に書かれている。