Other Alias
XAllocIconSize, XGetIconSizes, XIconSize書式
XIconSize *XAllocIconSize()
XSetIconSizes(display, w, size_list, count)
Display *display;
Window w;
XIconSize *size_list;
int count;
Status XGetIconSizes(display, w, size_list_return, count_return)
Display *display;
Window w;
XIconSize **size_list_return;
int *count_return;
引き数
- display
- X サーバへの接続を指定する。
- count
- サイズのリスト中の要素数を指定する。
- count_return
- サイズのリスト中の要素数が返される。
- size_list
- サイズのリストを指定する。
- size_list_return
- サイズのリストが返される。
- w
- ウィンドウを指定する。
説明
関数 XAllocIconSize は XIconSize 構造体を割り当て、この構造体を指すポインタを返す。 XIconSize の全てのフィールドは 0 で初期化される。 十分なメモリが確保できない場合、 XAllocIconSize は NULL を返す。 この構造体に割り当てられたメモリを解放するには、 XFree を使用すること。関数 XSetIconSizes はウィンドウマネージャだけが使う関数で、サポートしているアイコンの サイズを設定する。
XSetIconSizes はエラー BadAlloc, BadWindow を起こすことがある。
関数 XGetIconSizes は、ウィンドウマネージャがアイコンのサイズをまだ設定していなければ 0 を返し、すでに設定していれば 0 でない値を返す。 XGetIconSize をアプリケーションが呼び出すべきなのは、 自分の上位にあるウィンドウマネージャにとって最も適切なアイコンサイズを 調べたい場合である。 その後、そのアプリケーションはサポートされているサイズの中から ピクスマップやウィンドウを選び、XSetWMHints を用いてこれらを ウィンドウマネージャに渡すべきである。 size_list_return に対して割り当てられたデータを解放するには、 XFree を使用すること。
XGetIconSizes はエラー BadWindow を起こすことがある。
プロパティ
- WM_ICON_SIZES
- ウィンドウマネージャは、サポートしているアイコンのサイズを指定するため にルートウィンドウのこのプロパティを設定する。 このプロパティの C 言語における型は XIconSize である。
構造体
XIconSize 構造体の内容を示す。
typedef struct { int min_width, min_height; int max_width, max_height; int width_inc, height_inc; } XIconSize;
width_inc と height_inc メンバは、サポートされているアイコンのサイズを 表す、サイズの増分(最小値から最大値まで)を定義する。
返り値
- BadAlloc
- 要求されたリソースやサーバメモリの割り当てにサーバが失敗した。
- BadWindow
- 引き数 Window の値が、定義されている Window を指していない。