書式
xlsfonts [-options ...] [-fn pattern]説明
xlsfonts は、与えられた pattern に一致するフォントのリストを表示する。 ワイルドカード文字 "*" は、任意の文字、または文字列 (空を含む) に一致 させるために使用できる。また "?" は、任意の 1 文字に一致させるために使 用することができる。 パターンが示されていない場合、"*" と仮定される。"*" と "?" 文字をワイルドカードとして使用する場合は、シェルによる展開 を妨ぐためにクォートしておく必要がある。
オプション
- -display host:dpy
- このオプションは、接続する X サーバを指定する。
- -l
- フォントの名前と属性を 1 行毎に出力する。
- -ll
- -l に加えて、フォントのプロパティを出力する。
- -lll
- -ll に加えて、キャラクタメトリックを出力する。
- -m
- このオプションは、各フォントにおいて最小最大の限度の出力もすることを指 定する。
- -C
- このオプションは、フォントを多数の行で表示することを指定する。 これは -n 0 と同じである。
- -1
- このオプションは、1 行毎にリスト表示することを指定する。 これは -n 1 と同じである。
- -w width
- このオプションは、1 行に表示できる文字数を指定する。この文字数内に収ま るようにフォントが表示される。デフォルトは 79 である。
- -n columns
- このオプションは、1 行に表示するフォントの数を指定する。 デフォルトでは、-w width によって指定された文字数内にフォ ントを詰め込もうと試みる。
- -u
- このオプションは、出力がソートされないように指定する。
- -o
- このオプションは、xlsfonts が ListFonts ではなく OpenFont (適切であれば QueryFont) を実行することを指定する。 ListFonts、または ListFontsWithInfo が既知のフォント (ある スケーリングフォントシステムの場合と同様に) を表示することができない場 合に便利である。
- -fn pattern
- このオプションは、一致させたいフォントの名前のパターンを指定する。
環境変数
- DISPLAY
- デフォルトのホストとディスプレイを得る。
バグ
``xlsfonts -l'' とすると、非常に長い時間サーバの機能を停止させる可能性 がある。 この問題は実際にはシングルスレッドかつプリエンプタブルでないというサーバのバ グであり、このプログラムのバグではない。著者
Mark Lillibridge, MIT Project Athena; Jim Fulton, MIT X Consortium; Phil Karlton, SGI