書式
xkill [-display displayname] [-id resource] [-button number] [-frame] [-all]説明
xkill はクライアントとの接続の切断を、 X サーバに強要するユーティリティであ る。このプログラムは非常に危険である。ただし、ユーザのスクリーン上に、 不要なウィンドウを表示したプログラムを終了させるには便利である。リソー ス識別子を指定する -id を使用しない場合、ユーザが終了させたい ウィンドウを選択するためのプロンプトとして、xkillは特別なカーソ ルを表示する。ルートウィンドウ以外でポインタボタンを押した場合、サーバ はウィンドウを作成したクライアントとの接続を切断する。
オプション
- -display displayname
- このオプションは、接続している X サーバの名前を指定する。
- -id resource
- このオプションは、終了させたいクリエータのリソースの X 識別子を指定す る。このオプションを使用しない場合、xkill は終了させたいウィン ドウを選択する特別なカーソルを表示する。
- -button number
- このオプションは、終了させたいウィンドウを選択するために使う、ポインタ ボタンの番号を指定する。単語 "any" が指定された場合、どのポインタボタ ンでも終了させることができる。デフォルトは、ポインタマップにおける第 1 ボタン (普通、最も左のボタン) である。
- -all
- このオプションは、スクリーン上にトップレベルのウィンドウを持つ全てのク ライアントを終了させる。xkill は、現在定義された各ボタンを順番に ルートウィンドウ上で押すように要求する。これによって、取り止めるチャン スを与えている。このオプションの使用は勧められない。
- -frame
- このオプションは、トップレベルのクライアントウィンドウ (ウィンドウマネ ージャのウィンドウの中で典型的にネストされている) を探す標準の規約を無 視し、ルート直属の子を終了させる。
X のデフォルト値
- Button
- 終了させるウィンドウを選択するときに使用するポインタボタンの番号、また は単語 "any" を指定する。
著者
Jim Fulton, MIT X ConsortiumDana Chee, Bellcore