XKeymapEvent(3) KeymapNotify イベント構造体

構造体

KeymapNotify イベントに対する構造体の内容を示す。

typedef struct {
     int type;                
     unsigned long serial;    
     Bool send_event;         
     Display *display;        
     Window window;
     char key_vector[32];
} XKeymapEvent;               

このイベントを受け取ったとき、構造体の内容は以下のように設定されている。

type メンバには、イベントの型を一意に識別する定数名が設定される。 例えば、X サーバがクライアントアプリケーションに GraphicsExpose イベントを通知するとき、X サーバは type メンバに GraphicsExpose を設定した XGraphicsExposeEvent 構造体を送る。 display メンバには、イベントが読み出されたディスプレイへのポインタが 設定される。 send_event メンバには、このイベント自身が SendEvent プロトコルリクエストから送られてきた場合に True が設定される。 serial メンバはプロトコルで通知されたシリアル番号を基に設定される。 ただし、最少桁の16ビットから完全32ビットの値に拡張される。

window メンバには、ツールキットのディスパッチャが最も便利に使えるウィ ンドウが設定される。 key_vector メンバには、キーボードのビットベクトルが設定される。 あるビットに1が設定されている場合は、対応するキーが現在押されている ことを表す。 このベクトルは32バイトで表現される。 バイト N(0から始まる)は、キー 8N から 8N+7 に対応するビットを持つ。 このバイトの最下位ビットがキー 8N に対応する。