xkbprint(1) XKB キーボード記述の出力

書式

xkbprint [options] source [ output_file ]

説明

xkbprint コマンドは、source で指定された XKB キーボード記述の印刷可能また は EPS 形式の記述を生成する。source は任意のコンパイルされたキー マップファイル(.xkm)であり、これはジオメトリ指定または X ディスプレイ 指定を含む。output_file が指定された場合、xkbprint はそのファイ ルに出力する。出力ファイルが指定されていない場合には、xkbprint は要求 されたフォーマットに基づいてソースファイルの拡張子を .ps または .eps に置き換えた名前のファイルを生成する。ソースがローカ ルのディスプレイ(例えば :0)でない場合には、xkbprint は適切なプレフィッ クスをディスプレイ指定に追加し、コロンをダッシュで置き換える。ローカル のディスプレイに対しては、xkbprint はサーバ-n を使用する。 ここで、n はディスプレイ番号である。

オプション

-?, -help
使用方法を出力する。
-color
ジオメトリファイルで指定された色を使用して出力する。デフォルトでは、 xkbprint はキーボードの白黒画像を出力する。
-dflts
足りない要素(キー等)に対してはデフォルトの名前を計算する。
-diffs
明示的に関連づけされている部分だけについてシンボルを表示する。
-eps
EPS (encapsulated PostScript)形式を生成する。
-fit
キーボードの画像をページにフィットさせる(デフォルト)。
-full
キーボードを最大サイズで出力する。
-grid res
キーボード上に、解像度が res mm である格子を出力する。
-if fontName
内部の PostScript のタイプ1フォントを指定されたファイルにダンプする。 出力ファイルが指定されなかった場合は fontName.pfa に出力される。 内部フォントがダンプされた場合、キーボード記述は出力されない。
-label type
キーの上に書くラベルを指定する。正しいタイプは none, name,code,symbols である。
-lc <locale>
KeySym が解決されるロケールを指定する。
-level1
レベル 1 PostScript を生成する。
-level2
レベル 2 PostScript を生成する。
-lg group
group から始まるキーボードグループ内のシンボルを出力する。
-ll level
シフトレベル level から始まるシンボルを出力する。
-mono
キーボードの白黒イメージを生成する(デフォルト)。
-n num
num 部出力する。
-nkg num
num キーボードグループ内のシンボルを出力する。
-npk num
各ページに出力するキーボードのイメージの数を指定する。EPS ファイルに対 しては、出力するキーボードのイメージの全体の数を指定する。
-o file
ファイル file に出力する。
-Rdirectory
directory をルートディレクトリとして使う。全てのパス名は、 directory からの相対ディレクトリとして解釈される。
-pict which
可能ならばキーシンボル名の代わりに絵文字を使うかどうかを制御する。 whichall, none, common(デフォルト値)のいず れかである。
-synch
X リクエストを強制的に同期させる。
-w level
警告レベルを設定する(0 は警告無しで、10は全ての警告を出力する)。

著作権

Copyright 1995, Silicon Graphics Computer Systems Copyright 1995, 1998 The Open Group
権利と許諾に関する正式な声明については、X(7) を参照すること。

著者

Erik Fortune, Silicon Graphics