xgamma(1) XFree86 でモニタのガンマ補正値を変更する

書式

xgamma [-display display] [-screen screen] [-quiet] [-gamma f.f | [[-rgamma f.f] [-ggamma f.f] [-bgamma f.f]]]

説明

xgamma を使うと、X のユーザはモニタのガンマ補正値の問い合わせと変更ができる。 このコマンドは XFree86 の X サーバの ビデオモード機能拡張(XFree86-VidModeExtension)を使う。

オプション

-display display
この引き数は接続するサーバを指定できる。 X(7) を参照すること。

-screen screen
複数のディスプレイがひとつの論理ディスプレイとして設定されている時、 このオプションを使うと変更したい画面を選択できる。

-quiet
xgamma の通常の出力を抑制する。

-help
コマンドの使い方のまとめを出力する。

-gamma f.f
ガンマ補正はひとつの値としても定義できるし、 赤・緑・青の成分を別々にも定義することもできる。 この引き数はガンマ補正値をひとつの値として指定する。 ガンマ補正値が指定されていない場合は、 xgamma はディスプレイの現在のガンマ補正値を返す。

-rgamma f.f
この引き数はガンマ補正値の赤色成分を指定する。

-ggamma f.f
この引き数はガンマ補正値の緑色成分を指定する。

-bgamma f.f
この引き数はガンマ補正値の青色成分を指定する。

環境変数

DISPLAY
デフォルトのホストとディスプレイ番号を取得する。

バグ

このクライアントは X サーバが内部的に持っているガンマ補正値の値を変更 する。この値が画面に反映されるかどうかはビデオカードに依存する。

ガンマ補正値は 3 桁の精度で X サーバに渡される。

作者

Kaleb S. Keithley, X コンソーシアム
David Dawes, David Bateman