lxc-user-nic(1) NIC を作成し、他のネットワーク名前空間に割り当てる

SYNOPSIS

lxc-user-nic {pid} {type} {bridge} [nicname]

説明

lxc-user-nic は root に setuid されたプログラムで、lxc コンテナが使うネットワークインターフェースを、特権を持たないユーザが作成できます。

このプログラムは、/etc/lxc/lxc-usernet という設定ファイルを参照して、呼び出したユーザが作成することができるインターフェースの数と、どのブリッジに接続するかを決定します。 また、ユーザが作成したインターフェースの数を /run/lxc/nics を使ってチェックします。 これにより、呼び出したユーザが、インターフェースを割り当てるネットワーク名前空間上で特権を持つことが保証されます。

オプション

pid
インターフェースを割り当てたいネットワーク名前空間を持つタスクのプロセス ID。
type
割り当てるネットワークインターフェースのタイプ。現時点では、veth のみサポートされます。 このタイプを指定すると、それぞれがトンネルのエンドポイントとなる 2 つのインターフェースが作成されます。 一方のエンドポイントは指定したブリッジに接続され、もう一方はコンテナに割り当てられます。
bridge
ネットワークインターフェースを接続するブリッジ。 例えば lxcbr0 のように指定します。
nicname
コンテナ内に作られるインターフェースの名前。 もし指定しない場合、eth0 となります。

作者

Daniel Lezcano <[email protected]>