書式
#include <wchar.h>
wint_t btowc(int c);
説明
btowc() 関数は初期シフト状態から始まる長さ 1 のマルチバイトのシーケンスとして 解釈され、c をワイド文字にコンバートして返す。 c が EOF もしくは長さ 1 の無効なマルチバイトシーケンスの場合、 btowc() 関数は WEOF を返す。返り値
btowc() 関数はシングルバイト c からコンバートされたワイド文字を返す。 c が EOF もしくは長さ 1 の無効なマルチバイトシーケンスの場合、 btowc() 関数は WEOF を返す。準拠
C99, POSIX.1-2001.注意
btowc() の振る舞いは、現在のロケールの LC_CTYPE カテゴリーに依存する。この関数は使用されるべきではない。状態(state)を持ったエンコードには使えず、 マルチバイトシーケンスとは違い、必ずしもシングルバイト を取り扱えるとは限らない。代わりに mbtowc() か、スレッドセーフな mbrtowc() を使用すること。
この文書について
この man ページは Linux man-pages プロジェクトのリリース 3.65 の一部 である。プロジェクトの説明とバグ報告に関する情報は http://www.kernel.org/doc/man-pages/ に書かれている。