appres(1) X アプリケーションのリソースデータベースをリストする。

書式

appres [[class [instance]] [-1] [toolkitoptions]

説明

appres プログラムは classinstance 名を指定して アプリケーション(またはアプリケーションの子階層)が参照するリソースを表 示する。これはあるプログラムがロードするリソースを決めるのに使われる。例 えば、

% appres  XTerm

とすると、すべてのxterm プログラムがロードするリソースを表示する。 アプリケーションクラスを指定しないと、クラス -AppResTest- を使う。

あるインスタンス名にマッチさせるためには、クラス名のあとにインスタンス 名を明示するか、通常の Xt ツールキットオプションを用いる。 例えば、

% appres  XTerm  myxterm
または
% appres  XTerm  -name  myxterm

アプリケーションの子階層にマッチするリソースをリストするためには、階層 クラスとインスタンス名を指定する。クラスとインスタンスの構成 の数は同じでなければならず、インスタンス名はツールキットオプションで指 定すべきではない。例えば、

% appres  Xman.TopLevelShell.Form  xman.topBox.form

とすると xman の topBox 階層のウィジェットのリソースをリストする。 階層中の特定のレベルにマッチするリソースのみリストするには、-1 を用いる。 例えば、

% appres  XTerm.VT100  xterm.vt100  -1

とすると、xterm vt100 ウィジェットにマッチするリソースをリストす る。

著者

Jim Fulton, MIT X Consortium