概要
- auto-multiple-choice annote --projet project-dir --data project-data-dir --fich-assoc assoc.xml [annotation options...]
解説
AMC-annote.plコマンドは、答案に各設問の採点と全体の採点を記入し、JPEGファイルを(ページごとに1ファイル)出力します。
--projet project-dir
- プロジェクトディレクトリを設定します。
--data project-data-dir
- データファイルがあるディレクトリを指定します(AMC-meptex(1)などを参照してください)。
--cr project-cr-dir
- プロジェクトのレポートディレクトリを設定します。このディレクトリ内でAMC-analyse(1)で作成されたマーク認識データを探し、採点記入済答案を出力します。デフォルト値はproject-dir/crです。
--fich-noms students-list.csv
- 受験者名簿ファイル名を設定します。
--noms-encodage encoding
- students-list.csvのエンコーディング(デフォルトはutf-8)を選択します。
--qualite qual
- 出力ファイルのJPEG品質を設定します。デフォルト値は65です。
--taille-max maxsize
- 出力ファイルの最大サイズを(ピクセル単位で 幅x高さ の形式で)設定します。デフォルト値は1000x1500です。
--pointsize-nl lines
- ページ内にlines行のテキストが収まるようにテキストのサイズを設定します。デフォルト値は60です。
--verdict header
-
各受験者の答案の先頭ページに記入されるヘッダーテキストを設定します。このテキストにはCR文字を含めて複数行にわたるヘッダーを作成することもできます。この中で特定のシーケンスが以下のように置換されます:
%S
- は受験者の素点合計に置換されます。
%M
- は素点合計の満点に置換されます。
%s
- は受験者の得点に置換されます。
%m
- は満点に置換されます。
%(ID)
- は受験者名に置換されます。
%(COL)
- は受験者名簿内のCOLカラムの値に置換されます。
--verdict-question perl-expression
-
各設問の隣に印刷されるテキストをperlで評価される式として設定します(単純なテキストが必要なら"で囲んでください)。いくつかのシーケンスは評価の前に置換されます:
%S
- はこの設問の素点合計に置換されます。
%M
- はこの設問の満点に置換されます。
%s
- は%Sと同じですが、nc桁(--ch-signオプション参照)に丸められます。
%m
- は%Mと同じですが、nc桁(--ch-signオプション参照)に丸められます。
このオプションの標準値は"\"%s/%m\""です。条件式を書くこともできます(( TEST ? IF-YES : IF-NO )というperlの構文を用いて)。満点なら合格、そうでなければ不合格と書くには、次のようにします。
-
--verdict-question "(%S==%M ? \"合格\" : \"不合格\")"
--ch-sign nc
- 総得点を印刷する際に用いる有効桁数をnc桁に設定します。
--symbols symbols-definition
- はボックスにどのように注釈をつけるかを定義します。symbols-definitionは、H-A:shape:colourの形式をカンマで区切ったリストで、Hは0か1でボックスがマークすべきでないかすべきかを表し、Aは0か1でボックスがマークされていないかされているかを表し、shapeはnone、circle、mark、boxの一つであり、colourは色(名前または#RGBで、詳細はImageMagickかGraphicsMagickのドキュメントを参照)を表します。デフォルト値は "0-0:none,0-1:circle:red,1-0:mark:red,1-1:mark:blue" です。
--position pos
- 各設問の採点記入位置を設定します。 posは 'none' (各設問の採点を記入しない)、'marge' (余白部分に採点を記入する)、 'case' (その設問の一番左のボックスの左側に採点を記入する)のいずれかです。
--ecart dx
- --position caseを用いた場合の、採点記入位置と一番左のボックスとの間のスペースを設定します。
--ecart-marge x
- 各設問の採点を余白部分に記入する際のx座標を(em単位で)設定します。
--line-width lw
- スキャンデータ上に記入する記号の線幅(ピクセル数)を設定します。デフォルト値は2です。
--indicatives bool
- 採点対象外の設問にも採点を記入するかどうか示します(真なら1、偽なら0で、デフォルトは偽です)。
--debug file.log
- デバッグ情報を記録するファイルを指定します。
著者
Bienvenüe Alexis[FAMILY Given] <[email protected]>
- 主な著者
Bérard Jean[FAMILY Given]
- フランス語版から英語版への翻訳
Khaznadar Georges[FAMILY Given]
- フランス語版から英語版への翻訳
Kagotani Hiroto[FAMILY Given]
- 英語版から日本語版への翻訳
製作著作
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