wcscpy(3) ワイド文字文字列をコピーする

書式

#include <wchar.h>


wchar_t *wcscpy(wchar_t *dest, const wchar_t *src);

説明

wcscpy() 関数は、 strcpy(3) 関数に対応するワイド文字関数である。 この関数は、src が指すワイド文字 (終端のヌルワイド文字 (L'\0') を含む)を dest が指す配列にコピーする。

これらの文字列は重なっていてはならない。

プログラマは、少なくとも wcslen(src)+1 文字のワイド文字 が入るだけの領域を dest に対して確保しなければならない。

返り値

wcscpy() は dest を返す。

属性

マルチスレッディング (pthreads(7) 参照)

関数 wcscpy() はスレッドセーフである。

準拠

C99.

この文書について

この man ページは Linux man-pages プロジェクトのリリース 3.65 の一部 である。プロジェクトの説明とバグ報告に関する情報は http://www.kernel.org/doc/man-pages/ に書かれている。