書式

#include <X11/extensions/Xvlib.h>

XvQueryBestSize(dpy, port, motion, vw, vh, dw, dh, p_dw, p_dh)

Display *dpy;
XvPortID port;
Bool motion;
unsigned int vw, vh;
unsigned int dw, dh;
unsigned int *p_dw, *p_dh;

引き数

dpy

Xv サーバが Xv クライアントからのリクエストを受け付けるディスプレイ画面 を指定する。ディスプレイを指定するオプションが指定されていなければ、Xv は DISPLAY 環境変数で指定されているディスプレイを使う。ディスプレイ 指定オプションは「ホスト名:番号」という形式である。コロン 1 つ(:)でな く、コロン 2 つ(::)を使った場合には、トランスポート層で DECnet を使う ことが指定される。

port

最適サイズを計算するディスプレイとアダプタに対応するポートを定義する。

motion

出力先のサイズでフルモーションをサポートする必要があるならば True を指定する。静止画しかサポートする必要がなければ False を指定する。

vw,vh

入力先として使おうとしているビデオ領域のサイズを指定する。

dw,dh

出力先として使おうとしているドロウアブル領域のサイズを指定する。

p_dw,p_dh

サーバがサポートしている中で最も近い出力先サイズへのポインタが返される。

書式

ポートによっては、入力あるいは出力のビデオの大きさを変えることができる かもしれない。 XvQueryBestSize(3X) は、アダプタがサポートしている中で最も近い出力先領 域サイズが返される。返される値は、要求されたサイズよりも小さいことが保 証される(ただし、その小さい値がサポートされている場合)。

返り値

[Success]

XvQueryBestSize(3X) が正常終了した場合に返される。

[XvBadExtension]

Xv 機能拡張が使えない場合に返される。

[XvBadAlloc]

XvQueryBestSize(3X) がリクエストを処理するためのメモリの割り当てに失敗 した場合に返される。

診断

[XvBadPort]

要求されたポートが存在しない場合に生成される。