XtSetSelectionParameters(3) 単独対象のセレクションリクエストに対して、対象パラメータを指定する

書式

void XtSetSelectionParameters(requestor, selection, type, value, length, format)

      Widget requestor;

      Atom selection;

      Atom type;

      XtPointer value;

      unsigned long length;

      int format;

引き数

requestor
リクエストを生成したウィジェットを指定する。 Core クラスかそのサブクラスでなければならない。
selection
セレクションを示すアトムを指定する。
type
パラメータを渡すプロパティの型を指定する。
value
パラメータへのポインタを指定する。
length
value に含まれるデータの要素数を指定する。各要素のサイズは format で示される。
format
value の要素に含まれるデータのサイズをビット単位で指定する。

説明

リクエスタのウィンドウ上で、指定されたパラメータは指定されたタイプとフォー マットである新しいアトムにコピー・格納される。これに続いて、対象とこれ らのパラメータを使うセレクションリクエストを行うため、同じリクエスタウィ ジェットとセレクションアトムを使った XtGetSelectionValue または XtGetSelectionValueIncremental の呼び出しによって、パラメータを持つプロパティを参照する ConvertSelection リクエストが生成される。 リクエストを指定した呼び出しを行なうことなく、同じウィジェットとセレク ションを使って XtSetSelectionParameters を複数回呼んだ場合、最も新しいパラメータ指定が以降のリクエストで使われ る。

format が取ることができる値は8, 16, 32 である。 format が 8 ならば、value の要素の大きさは sizeof(char) と仮定される。同様 に値が 16 ならば sizeof(short), 32 ならば sizeof(long) と仮定される。

セレクションリクエストの複数の対象に対して、パラメータを使った複数対象 リクエストを生成するためには、対応する XtSetSelectionParameters の個別の呼び出しよりも前に XtGetSelectionValueXtGetSelectionValueIncremental の個別の呼び出しを行い、これら全体を XtCreateSelectionRequestXtSendSelectionRequest で囲むこと。 XtGetSelectionValuesXtGetSelectionValuesIncremental は、パラメータ付きの対象を使ってセレクションリクエストを作るために使う ことはできない。