書式
void XtSetSelectionParameters(requestor, selection, type, value, length, format)Widget requestor;
Atom selection;
Atom type;
XtPointer value;
unsigned long length;
int format;
引き数
- requestor
- リクエストを生成したウィジェットを指定する。 Core クラスかそのサブクラスでなければならない。
- selection
- セレクションを示すアトムを指定する。
- type
- パラメータを渡すプロパティの型を指定する。
- value
- パラメータへのポインタを指定する。
- length
- value に含まれるデータの要素数を指定する。各要素のサイズは format で示される。
- format
- value の要素に含まれるデータのサイズをビット単位で指定する。
説明
リクエスタのウィンドウ上で、指定されたパラメータは指定されたタイプとフォー マットである新しいアトムにコピー・格納される。これに続いて、対象とこれ らのパラメータを使うセレクションリクエストを行うため、同じリクエスタウィ ジェットとセレクションアトムを使った XtGetSelectionValue または XtGetSelectionValueIncremental の呼び出しによって、パラメータを持つプロパティを参照する ConvertSelection リクエストが生成される。 リクエストを指定した呼び出しを行なうことなく、同じウィジェットとセレク ションを使って XtSetSelectionParameters を複数回呼んだ場合、最も新しいパラメータ指定が以降のリクエストで使われ る。format が取ることができる値は8, 16, 32 である。 format が 8 ならば、value の要素の大きさは sizeof(char) と仮定される。同様 に値が 16 ならば sizeof(short), 32 ならば sizeof(long) と仮定される。
セレクションリクエストの複数の対象に対して、パラメータを使った複数対象 リクエストを生成するためには、対応する XtSetSelectionParameters の個別の呼び出しよりも前に XtGetSelectionValue と XtGetSelectionValueIncremental の個別の呼び出しを行い、これら全体を XtCreateSelectionRequest と XtSendSelectionRequest で囲むこと。 XtGetSelectionValues と XtGetSelectionValuesIncremental は、パラメータ付きの対象を使ってセレクションリクエストを作るために使う ことはできない。