XtGetSelectionRequest(3) XtConvertSelectionProc のトリガとなったイベントを取得する

書式

XSelectionRequestEvent* XtGetSelectionRequest(w, selection, request_id)

      Widget w;

      Atom selection;

      XtRequestId request_id;

引き数

w
ウィジェットを指定する。
selection
処理されるセレクションを指定する。
request_id
インクリメンタルセレクション(incremental selection)の場合はリクエスタ のIDを指定する。アトミック転送の場合には NULL を指定する。

説明

XtGetSelectionRequest は、 XtConvertSelectionProc 手続きの内部以外から呼ばれることはない。この関数は、変換手続きを呼び出させた SelectionRequest イベントへのポインタを返す。複数のインクリメンタル転送が残っている場合 には、引き数 Request_id で個別のリクエストに対するユニークなIDを指 定する。アトミック転送の場合には、request_id には NULL を指定し なければならない。指定した widget, selection, request_id に対して処理されているイベントがない場合には、 XtGetSelectionRequest は NULL を返す。