XtAugmentTranslations(3) トランスレーションテーブルを管理する

Other Alias

XtParseTranslationTable, XtOverrideTranslations, XtUninstallTranslations

書式

XtTranslations XtParseTranslationTable(table)

      String table;

void XtAugmentTranslations(w, translations)

      Widget w;

      XtTranslations translations;

void XtOverrideTranslations(w, translations)

      Widget w;

      XtTranslations translations;

void XtUninstallTranslations(w)

      Widget w;

引き数

table
コンパイルするトランスレーションテーブルを指定する。
translations
マージするコンパイル済みのトランスレーションテーブルを指定する(NULL であっ てはならない)。
w
新しいトランスレーションがマージされる、または削除されるウィジェットを 指定する。

説明

関数 XtParseTranslationTable は、トランスレーションテーブルを可読性の低い内部表現にコンパイルする。 この表現の型は XtTranslations である。 何らかの理由で空のトランスレーションテーブルが必要になった場合、空文字 列を使って XtParseTranslationTable を呼び出すことで取得することができる点に注意すること。

関数 XtAugmentTranslations は、既存のデータを壊すことなく、ウィジェットの既存のトランスレーション に新しいトランスレーションをマージする。 新しいトランスレーションが、既にウィジェットのトランスレーションに存在 するイベントやイベント列を含む場合、新しいトランスレーションは無視され る。

関数 XtOverrideTranslations は、ウィジェットの既存のトランスレーションに新しいトランスレーションを マージする。これは既存のデータを壊すことがある。 新しいトランスレーションが既にウィジェットのトランスレーションに存在す るイベントやイベント列を含む場合、新しいトランスレーションがマージされ、 そのウィジェットのトランスレーションを上書きする。

ウィジェットのトランスレーションを完全に置き換えるには、 XtNtranslations リソースに対して XtSetValues を用い、これにコンパイル済みのトランスレーションテーブルを値として指定 する。

関数 XtUninstallTranslations は、ウィジェットのトランスレーションテーブル全体を取り除く。