XtAppInitialize(3) アプリケーション初期化の簡易関数

Other Alias

XtVaAppInitialize

書式

Widget XtAppInitialize(app_context_return, application_class, options, num_options, argc_in_out, argv_in_out, fallback_resources, args, num_args)

      XtAppContext* app_context_return;

      String application_class;

      XrmOptionDescRec* options;

      Cardinal num_options;

      int* argc_in_out;

      String* argv_in_out;

      String* fallback_resources;

      ArgList args;

      Cardinal num_args;

Widget XtVaAppInitialize(app_context_return, application_class, options, num_options, argc_in_out, argv_in_out, fallback_resources, ...)

      XtAppContext* app_context_return;

      String application_class;

      XrmOptionDescRec* options;

      Cardinal num_options;

      int* argc_in_out;

      String* argv_in_out;

      String* fallback_resources;

引き数

app_context_return
アプリケーションコンテクストを指定する。
application_class
アプリケーションのクラス名を指定する。これは通常、このアプリケーション の全インスタンスに対する総称的な名称である。
options
アプリケーション固有のリソースに対するコマンド行の、解析方法を指定する。 引き数 options は XrmParseCommand にパラメータとして渡される。 より詳細な情報は Xlib - C 言語 X インターフェイスを参照のこと。
num_options
options リストのエントリの個数を指定する。
argc_in_out
コマンド行パラメータの個数へのポインタを指定する。
argv_in_out
コマンド行パラメータを指定する。
fallback_resources
アプリケーションクラスのリソースファイルがオープンできないか、 または読み込めない場合に使うリソース値を指定する。不必要な場合は NULL を指定する。
args
シェルウィジェットを生成する時に上書きするリソース指定の 引き数リストを指定する。
num_args
args リストのエントリの個数を指定する。
...
シェルウィジェットを生成する時に上書きするリソース指定の 可変長引き数リストを指定する。

説明

XtAppInitialize 関数は XtToolkitInitialize を呼び出し、 続いて XtCreateApplicationContext, を呼び出す。 次に display_stringapplication_name に NULL を設定して XtOpenDisplay を呼び出す。 最後に application_name に NULL、widget_classapplicationShellWidgetClass を設定し、指定された argsnum_args を使用して XtAppCreateShell を呼び出し、新しく生成されたシェルを返す。 呼び出した XtDisplayInitialize によって修正された argcargvargc_in_outargv_in_out に入れて返す。 app_context_return が NULL でなければ、生成されたアプリケーショ ンコンテクストを返す。 コマンド行で指定されたディスプレイがオープンできない場合は、エラーメッ セージが出力され、 XtAppInitialize はアプリケーションを終了させる。 fallback_resources が NULL でない場合、 XtOpenDisplay を呼ぶ前に XtAppSetFallbackResources を呼び出す。

現在、XtAppInitialize は XtOpenApplication に、XtVaAppInitialize は XtVaOpenApplication に置き換えられている。