書式
xrefresh [-option ...]説明
xrefresh は、スクリーンの全体または一部を再描画させる簡単なプログラムである。 このプログラムは、システムのメッセージがスクリーンを乱してしまったとき に便利である。 xrefresh は、スクリーン上の要求された領域の最前面にウィンドウをマップして、その 直後にこれをアンマップする。これによって、全てのアプリケーションに refresh イベントが送られる。デフォルトの動作では背景が無いウィンドウが 使われる。これにより、全てのアプリケーションは「滑らかに」再描画される。 しかし、この代わりに(任意の色の)塗り潰しの背景やルートウィンドウの背景 の使用をオプションで指定することもできる。
引き数
- -white
- 白い背景を使用する。スクリーンは一瞬フラッシュしたように見え、それから 再描画される。
- -black
- 黒い背景を使用する(実際には真空管の電子銃が全て停止する)。一瞬全てを真っ 暗にし、何も分からないようにできる。
- -solid color
- 指定した色で塗りつぶした背景を使用する。green を試してみよ。
- -root
- ルートウィンドウの背景を使用する。
- -none
- これがデフォルトの動作である。全てのウィンドウを単に再描画するだけであ る。
- -geometry WxH+X+Y
- スクリーン上の再描画する部分を指定する。X(7) を参照すること。
- -display display
- リフレッシュさせるサーバとスクリーンを指定する。 X(7) を参照すること。
X のデフォルト値
xrefresh プログラムはデフォルト値を取得するために関数 XGetDefault(3X) を用いている。したがって、リソースの名前は全て大文字で始まる。
- Black, White, Solid, None, Root
- どのウィンドウ背景を使うかを指定する。
- Geometry
- リフレッシュする領域を指定する。あまり役に立たない。
環境変数
- DISPLAY - デフォルトのホストとディスプレイ番号を取得する。
バグ
xrefresh はデフォルトの背景のタイプを1つだけ持たなければならない。
著者
Jim Gettys, Digital Equipment Corp., MIT Project Athena