書式
Bool XQueryPointer(display, w, root_return, child_return, root_x_return, root_y_return,win_x_return, win_y_return, mask_return)
Display *display;
Window w;
Window *root_return, *child_return;
int *root_x_return, *root_y_return;
int *win_x_return, *win_y_return;
unsigned int *mask_return;
引き数
- child_return
- もしポインタが子ウィンドウの内部にあれば、そのウィンドウが返される。
- display
- X サーバへの接続を指定する。
- mask_return
- モディファイアキーとポインタのボタンの現在の状態が返される。
- root_return
- ポインタを含むルートウィンドウが返される。
- root_x_return
-
- root_y_return
- ルートウィンドウの原点に対する相対座標でポインタの座標が返される。
- w
- ウィンドウを指定する。
- win_x_return
-
- win_y_return
- 指定したウィンドウに対する相対座標でポインタの座標が返される。
説明
関数 XQueryPointer はポインタが論理的に存在するルートウィンドウおよび、ポインタの ルートウィンドウの原点からの相対座標を返す。 XQueryPointer が False を返した場合、ポインタは指定したウィンドウと同じスクリーン上には存在し ない。このとき、 XQueryPointer は child_return に None を設定し、win_x_return と win_y_return に 0 を設定する。 XQueryPointer が True を返した場合、win_x_return と win_y_return に返されるポインタの座標は 指定したウィンドウの原点に対する相対座標である。 この場合、 XQueryPointer はポインタを含む子ウィンドウがあればこれを child_return に返し、そうで なければ None を child_return に返す。XQueryPointer はキーボードのボタンとモディファイアキーの現在の論理的状態を mask_return に返す。 この関数は mask_return にボタンやモディファイアキーのビットマスクの ビットごとの論理和を設定し、現在のマウスボタンとモディファイアキーの 状態にマッチさせる。
XQueryPointer はエラー BadWindow を起こすことがある。
返り値
- BadWindow
- 引き数 Window の値が、定義されている Window を指していない。