XPoint(3) 点の描画、点を表す構造体

Other Alias

XDrawPoint, XDrawPoints

書式

XDrawPoint(display, d, gc, x, y)

      Display *display;

      Drawable d;

      GC gc;

      int xy;

XDrawPoints(display, d, gc, points, npoints, mode)

      Display *display;

      Drawable d;

      GC gc;

      XPoint *points;

      int npoints;

      int mode

引き数

d
ドロウアブル(drawable)を指定。
display
X サーバへの接続を指定。
gc
GC を指定。
mode
座標モードを指定。 CoordModeOrigin または CoordModePrevious を指定する。
npoints
配列内の点の数を指定。
points
点の配列を指定。
x

y
点を描画する座標を指定。

説明

関数 XDrawPoint は GC 内の前景色と function コンポーネントを使用して、指定したドロウア ブルに点を1つ描画する。 XDrawPoints は同様に複数の点を描画する。 CoordModeOrigin を指定した場合には全ての座標は原点からの相対座標となり、 CoordModePrevious を指定した場合には最初の点より後の全ての座標は前の点の位置からの相対座 標となる。 XDrawPoints は、配列に入っている順に点を描画する。

どちらの関数も以下の GC コンポーネントを使用する。 function, plane-mask, foreground, subwindow-mode, clip-x-origin, clip-y-origin, clip-mask.

XDrawPoint はエラー BadDrawable, BadGC, BadMatch を起こすことがある。 XDrawPoints はエラー BadDrawable, BadGC, BadMatch, BadValue を起こすことがある。

構造体

XPoint 構造体の内容を示す。

typedef struct {
     short x, y;
} XPoint;

全ての x, y メンバは符号付き整数である。 width, height メンバは16ビットの符号無し整数である。 プロトコルではこれらの値は16ビットのフィールドしか持たないので、16ビッ トの範囲を越える座標やサイズを生成しないよう注意しなければならない。

返り値

BadDrawable
引き数 Drawable の値が、定義されている Window や Pixmap を指していない。
BadGC
引き数 GContext の値が、定義されている GContext を指していない。
BadMatch
InputOnly のウィンドウがドロウアブルとして指定された。
BadMatch
引き数や引き数の組は正しい型・範囲を持っているが、そのリクエストが要求する 他の条件に適合できなかった。
BadValue
指定された数値に、リクエストの許容範囲を越えているものがある。引き数に対 して特定の範囲が指定されていなければ、引き数の型で定義されている全ての範 囲が許される。選択肢として定義されている引き数はこのエラーを起こすことが ある。