xmkmf(1) Imakefile から Makefile を生成する

書式

xmkmf [ -a ] [ topdir [ curdir ] ]

説明

xmkmf コマンドは、X に標準では付属していないソフトウェアに同梱されている Imakefile から Makefile を生成する標準的な方法である。

xmkmf は、 Imakefile が存在するディレクトリにおいて引き数なしで起動された場合、システムに対し て適切な引き数(X を構築する際に xmkmf に対して設定される)を付けて imake プログラムを起動し、 Makefile を生成する。

-a オプションを付けて起動した場合、 xmkmf はカレントディレクトリで Makefile を生成した後、自動的に ``make Makefiles'' (サブディレクトリがある場合)、 ``make includes'', ``make depend'' を実行する。 これは、X コンソーシアムの構築ツリーに入っていないソフトウェアの設定を する標準的な方法である。

X コンソーシアムの構築ツリー内で作業する場合には(X の開発者でもなけれ ばこのようなことはまずないし、X の開発者であってもこのオプションは実際 には使わない)、引き数 topdir でカレントディレクトリから構築ツリーのトップディレクトリへの相対パスを 指定しなければならない。任意ではあるが、 curdir で、構築ツリーのトップディレクトリからカレントディレクトリへの相対パス を指定してもよい。 カレントディレクトリがサブディレクトリを持つ場合には curdir を指定する必要があり、もし指定されていなければ Makefile はサブディレクトリの構築を行うことができないだろう。 topdir が与えられた場合は、 xmkmf はシステムに X がインストールされていないものと想定し、インストールさ れている X ではなくて構築ツリー内でファイルを探す。