書式
xload [-toolkitoption ...] [-scale integer] [-update seconds] [-hl color] [-highlight color][-jumpscroll pixels] [-label string] [-nolabel] [-lights]
説明
The xload プログラムは、最新のシステム平均負荷をヒストグラムにして、定期的に 表示する。オプション
xload は標準の X ツールキットコマンド行オプション(X(7)を参照)を、使用 することができる。オプションの順序は重要ではない。さらに、xload は以下のオプションも使用することができる :
- -hl color または -highlight color
- This option specifies the color of the scale lines.
- -jumpscroll number of pixels
- グラフがウィンドウの右端に達した時、グラフを左にシフトさせるピクセル数。 デフォルト値は現在のウィンドウ幅の 1/2 である。滑らかにスクロールさせ るには 1 に設定すればよい。
- -label string
- 平均負荷の上にラベルとして入れる文字列を指定する。
- -nolabel
- このコマンド行オプションは、ラベルを負荷グラフの上に表示しないように指 定する。
- -lights
- このオプションを指定すると、 xload はキーボードの LED を使うことによって現在の平均負荷を表示する。xload は平均負荷が n の場合、キーボードの LED のうち、先頭から n 個分を発光させる。このオプションは通常のスクリーン表示をしない。
- -scale integer
- このオプションはヒストグラムの最小目盛を指定する。1 目盛が 1 平均負荷 に対応する。指定した数値を負荷が超える場合、xload はこの目盛を増 やして範囲に収める。ただし指定した数値より少なくはしない。デフォルトは 1 である。
- -update seconds
- このオプションは、 xload がその表示をアップデートする秒間隔を指定 する。最小値は 1 秒であり、デフォルトは 10 秒である。
リソース
xload は各ウィジェットが持つ利用可能なリソースを使用することがで きる。さらに、アプリケーション自身によって定義されたリソースが 1 つある。- showLabel (class Boolean)
- False の場合、ラベルは表示されない。
ウィジェット
リソースを指定するにあたって、xload を構成するウィジェットの階層 を理解していると非常に便利である。以下は字下げで階層構造を示している。 各行の最初はウィジェットクラス名、その次にウィジェットインスタンス名を 示している。
XLoad xload Paned paned Label label StripChart load
環境変数
- DISPLAY
- デフォルトのホスト名とディスプレイ番号を得る。
- XENVIRONMENT
- リソースファイルの名前。この内容で RESOURCE_MANAGER プロパティに格納 されているグローバルリソースを上書きする。
ファイル
<XRoot>/lib/X11/app-defaults/XLoad - 必要なリソースを指定する。バグ
このプログラムは、特別なシステムファイル /dev/kmem を開き、読み 出す能力を必要とする。このファイルへの一般のアクセスを許可していない サイトでは、xload を /dev/kmem と同じグループに属させ、 set group id 許可フラグを設定する必要がある。/dev/kmem の読み出しは、もともと可搬性がない。したがって、読み取りに 必要なルーチン (get_load.c) は、新しいオペレーティングシステムそれぞ れに対して、移植しなければならない。
著者
K. Shane Hartman (MIT-LCS), Stuart A. Malone (MIT-LCS);さらに、Jim Gettys (MIT-Athena), Bob Scheifler (MIT-LCS), Tony Della Fera (MIT-Athena), Chris Peterson (MIT-LCS) が機能を追加 した。 DG/UX 対応は Takis Psarogiannakopoulos (XFree86 Project) が行った。