Other Alias
XSetTextProperty書式
void XSetTextProperty(display, w, text_prop, property)Display *display;
Window w;
XTextProperty *text_prop;
Atom property;
Status XGetTextProperty(display, w, text_prop_return,
property)
Display *display;
Window w;
XTextProperty *text_prop_return;
Atom property;
引き数
- display
- X サーバへの接続を指定する。
- w
- ウィンドウを指定する。
- property
- プロパティ名を指定する。
- text_prop
- 使われる XTextProperty 構造体を指定する。
- text_prop_return
- XTextProperty 構造体が返される。
説明
関数 XSetTextProperty は指定されたウィンドウに対して現在指定されているプロパティのデータ、型、 フォーマット、アイテム数を、指定した XTextProperty 構造体の value フィールド、encoding フィールド、format フィールド、 nitems フィールドでそれぞれ置き換える。 以前にプロパティが指定されていなければ、 XSetTextProperty はプロパティを指定したウィンドウに設定する。XSetTextProperty はエラー BadAlloc, BadAtom, BadValue, BadWindow を起こすことがある。
関数 XGetTextProperty は指定されたプロパティをウィンドウから取得し、そのデータを XTextProperty 構造体に格納して返す。 この関数はデータを value フィールドに、データの型を encoding フィール ドに、データのフォーマットを format フィールドに、データのアイテム数を nitems フィールドに格納する。 値が NULL である追加のバイトデータ(これは nitems メンバの数には含まれない)が、 text_prop_return の value フィールドの最後に格納される。 プロパティのエンコーディングの解釈やデータをテキストと解釈することは、 関数を呼び出したアプリケーションの裁量に任される。 指定されたプロパティをウィンドウが持っていない場合、 XGetTextProperty は value フィールドに NULL, encoding フィールドに None, format フィールドに 0, nitems フィールドに 0 を設定する。
XTextProperty 構造体のデータの取得や格納ができない場合、 XGetTextProperty は 0 でないステータスを返す。 それ以外の場合はステータスとして 0 が返される。
XGetTextProperty はエラー BadAtom, BadWindow を返すことがある。
プロパティ
- WM_CLIENT_MACHINE
- クライアントアプリケーションが動作しているマシン名を表す文字列。
- WM_COMMAND
- アプリケーションの起動に使われたコマンドと引き数。これは NULL で終わる文 字列である。
- WM_ICON_NAME
- アイコンで使われる名前。
- WM_NAME
- アプリケーションの名前。
返り値
- BadAlloc
- 要求されたリソースやサーバメモリの割り当てにサーバが失敗した。
- BadAtom
- 引き数 Atom の値が、定義されている Atom を示していない。
- BadValue
- 指定された数値に、リクエストの許容範囲を越えているものがある。引き数に対 して特定の範囲が指定されていなければ、引き数の型で定義されている全ての範 囲が許される。選択肢として定義されている引き数はこのエラーを起こすことが ある。
- BadWindow
- 引き数 Window に指定された値が、定義された Window を指していない。