Other Alias
XChangePointerControl書式
XChangePointerControl(display, do_accel, do_threshold, accel_numerator,accel_denominator, threshold)
Display *display;
Bool do_accel, do_threshold;
int accel_numerator, accel_denominator;
int threshold;
XGetPointerControl(display, accel_numerator_return, accel_denominator_return,
threshold_return)
Display *display;
int *accel_numerator_return, *accel_denominator_return;
int *threshold_return;
引き数
- accel_denominator
- アクセラレーションの倍率の分母を指定する。
- accel_denominator_return
- アクセラレーションの倍率の分母が返される。
- accel_numerator
- アクセラレーションの倍率の分子を指定する。
- accel_numerator_return
- アクセラレーションの倍率の分子が返される。
- display
- X サーバへの接続を指定する。
- do_accel
- 引き数 accel_numerator や accel_denominator の値を使うかどうか制御する真 偽値を指定する。
- do_threshold
- 引き数 threshold の値を使うかどうか制御する真偽値を指定する。
- threshold
- アクセラレーションの閾値を指定する。
- threshold_return
- アクセラレーションの閾値が返される。
説明
関数 XChangePointerControl は、ポインティングデバイスがどのように動くか定義する。 分母で表現されるアクセラレーションは移動量にかける倍率である。 例えば 3/1 を指定すると、ポインタは通常の 3 倍の速さで移動する。 X サーバによって、端数は任意に丸められることがある。 ポインタが一度に閾値の個数以上のピクセル移動し、引き数 threshold の値を 越える量を移動しようとした場合に限って、アクセラレーションは有効となる。 値に -1 を指定するとデフォルト値に戻る。 ポインタの値をセットするには、引き数 do_accel と do_threshold は True でなければならない。そうでない場合には、パラメータは変化しない。 負の値(-1 を除く)の場合には、エラー BadValue となる。 引き数 accel_denominator が 0 の場合も同じエラーになる。XChangePointerControl はエラー BadValue を起こすことがある。
関数 XGetPointerControl は、ポインタのアクセラレーションの倍率と閾値の現在の値を返す。
返り値
- BadValue
- 指定された数値の中にリクエストの許容範囲を越えているものがある。引き数に対 して特定の範囲が指定されていない限り、引き数の型で定義されている全ての範 囲が許される。選択肢として定義されている引き数はこのエラーを起こすことが ある。