XFreeCursor(3) カーソルを操作する

Other Alias

XRecolorCursor, XQueryBestCursor

書式

XRecolorCursor(display, cursor, foreground_color, background_color)

      Display *display;

      Cursor cursor;

      XColor *foreground_color, *background_color;

XFreeCursor(display, cursor)

      Display *display;

      Cursor cursor;

Status XQueryBestCursor(display, d, width, height, width_return, height_return)

      Display *display;

      Drawable d;

      unsigned int widthheight;

      unsigned int *width_return, *height_return;

引き数

background_color
操作元の背景色の RGB 値を指定する。
cursor
カーソルを指定する。
d
スクリーンを指示するためのドロウアブルを指定する。
display
X サーバへの接続を指定する。
foreground_color
操作元の前景色の RGB 値を指定する。
width

height
サイズ情報を得ようとしているカーソルの幅と高さを指定する。
width_return

height_return
指定した幅と高さにできるだけ近い、最善の幅と高さが返される。

説明

関数 XRecolorCursor は指定したカーソルの色を変更する。 カーソルがスクリーン上に表示されている場合、色の変更は即座に反映される。 XColor 構造体の pixel メンバは無視され、RGB 値のみが使用される。

XRecolorCursor はエラー BadCursor を起こすことがある。

関数 XFreeCursor はカーソルリソースIDと指定したカーソルとの間の関連を削除する。 カーソルのメモリは、他のリソースからの参照が無くなった時点で解放される。 これ以降は指定したカーソルIDにアクセスしてはならない。

XFreeCursor はエラー BadCursor を起こすことがある。

ディスプレイによっては、他のディスプレイより大きなカーソルを使用できる。 関数 XQueryBestCursor を使えば、そのディスプレイ上で実際に利用できるカーソルのサイズを知るこ とができる。 この関数は表示できる最大のサイズを返す。 大きいカーソルをサポートしていないディスプレイ上では、アプリケーション は小さいカーソルを使わなければならない。

XQueryBestCursor はエラー BadDrawable を起こすことがある。

返り値

BadCursor
引き数 Cursor の値が、定義されている Cursor を指していない。
BadDrawable
引き数 Drawable の値が、定義されている Window あ Pixmap を指していない。