Other Alias
XAddHost, XAddHosts, XListHosts, XRemoveHost, XRemoveHosts, XSetAccessControl, XDisableAccessControl, XHostAddress書式
XAddHost(display, host)Display *display;
XHostAddress *host;
XAddHosts(display, hosts, num_hosts)
Display *display;
XHostAddress *hosts;
int num_hosts;
XHostAddress *XListHosts(display, nhosts_return, state_return)
Display *display;
int *nhosts_return;
Bool *state_return;
XRemoveHost(display, host)
Display *display;
XHostAddress *host;
XRemoveHosts(display, hosts, num_hosts)
Display *display;
XHostAddress *hosts;
int num_hosts;
XSetAccessControl(display, mode)
Display *display;
int mode;
XEnableAccessControl(display)
Display *display;
XDisableAccessControl(display)
Display *display;
引き数
- display
- X サーバへの接続を指定する。
- host
- 追加、削除するホストを 1 つ指定する。
- hosts
- 追加、削除するホストを複数個指定する。
- mode
- モードを指定する。 EnableAccess あるいは DisableAccess を指定できる。
- nhosts_return
- 現在アクセス制御リストに入っているホスト数が返される。
- num_hosts
- ホストの数を指定する。
- state_return
- アクセス制御の状態が返される。
説明
関数 XAddHost は指定したホストをディスプレイのアクセス制御リストに追加する。 サーバのホストはこのコマンドを発行したクライアントのホストと同じでなけ ればならない。そうでない場合はエラー BadAccess となる。XAddHost はエラー BadAccess, BadValue を起こすことがある。
関数 XAddHosts は、指定した複数個のホストをディスプレイのアクセス制御リストに追加する。 サーバのホストは、このコマンドを発行したクライアントのホストと同じでな ければならない。そうでない場合、エラー BadAccess となる。
XAddHosts はエラー BadAccess, BadValue を起こすことがある。
関数 XListHosts は現在のアクセス制御リストを返す。これと同時に、接続のセットアップ時に リストの使用が有効であったかどうかを返す。 XListHosts を使えば、プログラムはどのホストが接続可能かを知ることができる。 この関数は割り当てたホスト構造体のリストへのポインタを返す。 リストが不要になれば、 XFree を使ってこのメモリ領域を解放すること。
関数 XRemoveHost は、指定したホストをディスプレイのアクセス制御リストから削除する。 サーバとクライアントプロセスは同じホスト上になければならない。そうでな い場合、エラー BadAccess となる。 自分のマシンをアクセスリストから削除すると、それ以降サーバに接続できな くなってしまう。サーバをリセットしない限り元の状態に戻すことはできない。
XRemoveHost はエラー BadAccess, BadValue を起こすことがある。
関数 XRemoveHosts は、指定した複数個のホストをディスプレイのアクセス制御リストから削除する。 サーバとクライアントプロセスは同じホスト上になければならない。そうでな い場合、エラー BadAccess となる。 自分のマシンをアクセスリストから削除すると、それ以降サーバに接続できな くなってしまう。サーバをリセットしない限り元の状態に戻すことはできない。
XRemoveHosts はエラー BadAccess, BadValue を起こすことがある。
関数 XSetAccessControl は接続の設定の時に、アクセス制御リストの使用を有効あるいは無効にする。
XSetAccessControl はエラー BadAccess, BadValue を起こすことがある。
関数 XEnableAccessControl は、接続の設定の時にアクセス制御リストの使用を有効にする。
XEnableAccessControl はエラー BadAccess を起こすことがある。
関数 XDisableAccessControl は接続の設定時にアクセス制御リストの使用を無効にする。
XDisableAccessControl はエラー BadAccess を起こすことがある。
構造体
XHostAddress 構造体の内容を示す。
typedef struct { int family; int length; char *address; } XHostAddress;
family メンバは、使用するプロトコルアドレスファミリ(例えば TCP/IP や DECnet)を指定する。このメンバには FamilyInternet, FamilyDECnet, FamilyChaos のいずれかを指定する。 length メンバはアドレスの長さをバイト数で指定する。 address メンバはアドレスへのポインタを指定する。
返り値
- BadAccess
- クライアントがローカルホスト(あるいは認められたホスト)以外からアクセス 制御リストを変更しようとした。
- BadValue
- 数値の中にリクエストの許容範囲を越えるものがある。引き数に対して特定の範 囲が指定されない限り、引き数の型の全ての範囲が許される。選択肢として定義 された引き数は、このエラーを起こすことがある。