XDestroyOC(3) 出力コンテクスト(output context)の生成

Other Alias

XCreateOC, XSetOCValues, XGetOCValues, XOMOfOC

書式

XOC XCreateOC(om, ...)

      XOM om;

void XDestroyOC(oc)

      XOC oc;

char * XSetOCValues(oc, ...)

      XOC oc;

char * XGetOCValues(oc, ...)

      XOC oc;

XOM XOMOfOC(oc)

      XOC oc

引き数

oc
出力コンテクストを指定する。
om
出力メソッドを指定する。
...
XOC 値を設定あるいは取得するための可変長引き数リストを指定する。

説明

関数 XCreateOC は、指定した出力メソッド内に出力コンテクストを生成する。

ベースフォント名の引き数は出力コンテクストの生成時には必須であり、これが 与えられない限り出力コンテクストは生成されない。 他の出力コンテクスト値は後から設定することができる。

XCreateOC は出力コンテクストが生成できなかった場合、NULL を返す。 NULL が返されるのは以下の原因による。

  • 必要な引き数が設定されていない。
  • 読み取り専用の引き数が設定された。
  • 引き数の名前が認識できない。
  • 出力メソッドが、出力メソッドの実装依存のエラーに出合った。

関数 XDestroyOC は指定した出力コンテクストを破棄する。

関数 XSetOCValues はエラーが発生しなかった場合に NULL を返す。 そうでない場合、設定できなかった最初の引き数の名前が返される。 引き数を設定できない場合は、以下の原因が考えられる。

  • 引き数が読み取り専用である。
  • 引き数の名前が認識できない。
  • 実装依存のエラーが発生した。

設定される値は、引き数の意味によって決まるデータ型に適合するデータでな ければならない。

関数 XGetOCValues はエラーが発生しなければ NULL を返す。そうでない場合、 取得することができなかった最初の引き数の名前を返す。 引き数が取得できない場合は以下の原因が考えられる。

  • 引き数の名前が認識できない。
  • 実装依存のエラーが発生した。

引き数の名前に続く値はそれぞれ値が格納される場所を指すポインタでなければ ならない。

関数 XOMOfOC は指定された出力コンテクストに対応する出力メソッドを返す。