xconsole(1) システムコンソールメッセージを監視する

書式

xconsole[-toolkitoption ...] [-file file-name]
[-notify] [-stripNonprint] [-daemon] [-verbose] [-exitOnFail]

説明

xconsole は、/dev/console に送られるメッセージを表示するプログラムである。

オプション

xconsole に対しては、X ツールキットの標準オプションに加えて以下に示すオプション を指示することができる:
-file file-name
他のデバイスを監視するには、このオプションにデバイス名を指定する。 このオプションは(デバイスファイルでない)通常ファイルに対しては動作しな い。なぜなら、通常ファイルはいつでも読み込むことができるからである。
-notify -nonotify
notify オプションを指定すると、コンソールから新しいデータを受け取った 際に xconsole のアイコン名に " *" が追加される。この動作により、アプリケーションがア イコン化されていても新しいデータを受け取ったことがわかるようになる。 -notify オプションはデフォルトで有効である。
-daemon
このオプションを付けると、 xconsole は、 fork と exit を使ってバックグラウンドで動作する。
-verbose
-verbose このオプションをセットすると、 xconsole はテキストバッファの最初の行に有用なメッセージを表示する。
-exitOnFail
このオプションをセットすると、 xconsole はコンソール出力をリダイレクトできない場合に終了する。

X のデフォルト値

このプログラムは Athena Text ウィジェットを使用している。これを制御するには Athena ウィジェットセット の文書を参照すること。

ウィジェット

リソースを指定するためには、xconsole を構成するウィジェットの階 層を知っておくと良いだろう。以下の記法においては、インデントで階層構造 を示す。最初の項目がウィジェットのクラス名であり、次の項目がウィジェッ トのインスタンス名である。

XConsole  xconsole
     XConsole  text

環境変数

DISPLAY
デフォルトのホストとディスプレイ番号を取得するために使う。
XENVIRONMENT
リソースファイルの名前の取得に用いる。取得したファイルの内容は、 RESOURCE_MANAGER プロパティに格納されている大域リソースを上書きする。

ファイル

<XRoot>/lib/X11/app-defaults/XConsole - 必要なリソースを指定

著者

Keith Packard (MIT X Consortium)