書式
Section "Device"
Identifier "devname"
Driver "trident"
...
EndSection
説明
trident は Trident ビデオカード用の XFree86 ドライバである。 このドライバは完全にアクセラレーションが効き、フレームバッファの深さ 1, 4, 8, 15, 16, 24 に対応している。マルチヘッド構成にも対応している。 全ての Blade シリーズおよび Image シリーズのカードでは XvImage 機能拡張にも対応している。現在は、Image シリーズではズーム機能は 正常に動作しない。対応ハードウェア
trident ドライバは以下の Trident 製チップをベースにした PCI, AGP, ISA ビデオ カードに対応している。- Blade
- Blade3D, CyberBlade シリーズ i1, i7 (DSTN), i1, i1 (DSTN), Ai1, Ai1 (DSTN), CyberBlade/e4
- Image
- 3DImage975, 3DImage985, Cyber9520, Cyber9525, Cyber9397, Cyber9397DVD
- ProVidia
- 9682, 9685, Cyber9382, Cyber9385, Cyber9388
- TGUI
- 9440AGi, 9660, 9680
- 8900
- 8900D (ISA)
詳細設定
詳細設定の一般的な部分については XF86Config(5x) を参照すること。 このセクションではこのドライバ固有の詳細設定のみを扱う。以下のドライバオプション( Options 項目)がサポートされている:
- Option "SWCursor" "boolean"
- ソフトウェアカーソルを有効または無効にする。 デフォルト値: off
- Option "NoAccel" "boolean"
- アクセラレーションを有効または無効にする。 デフォルト値: アクセラレーションが有効
- Option "PciRetry" "boolean"
- PCI リトライを有効または無効にする。 デフォルト値: off
- Option "CyberShadow" "boolean"
- Cyber チップセットのみで有効。シャドウレジスタを無効にする。 画面が部分的にしか表示されない場合は、このオプションで解決するかもしれ ない。 デフォルト値: on
- Option "CyberStretch" "boolean"
- Cyber チップセットのみで有効。画面の引き延ばし表示を有効にする。 解像度が LCD の画面より低いときには、このオプションで LCD の画面全体に画面を引き延ばすようになる。 デフォルト値: off
- Option "ShadowFB" "boolean"
- シャドウフレームバッファレイヤの使用を有効または無効にする。 詳しい情報については shadowfb(4) を参照すること。 デフォルト値: off
- Option "VideoKey" "integer"
- このオプションは YUV ビデオオーバーレイキーに対するデフォルトの ピクセル値を設定する。 注意: 深さ 15, 24 に対してはデフォルト値が 0 である。これは修正する必要がある。 デフォルト値: 未定義
- Option "NoPciBurst" "boolean"
- PCI バーストモードを無効にする。PCI バーストはデフォルトで有効になって いる。 デフォルト値: off
作者
作者: Alan Hourihane