書式
sxpm [-d displayname] [-g geometry] [-hints] [-icon filename] [-plaid | filename | -] [-o filename | -o -] [-pcmap] [-closecolors] [-nod] [-nom] [-mono | -grey4 | -grey | -color] [-sc symbol color] [-sp symbol pixel] [-cp color pixel] [-rgb filename] [-v]説明
sxpm プログラムを使うと、どんな XPM (バージョン 1, 2, 3)ファイル でも表示したり、XPM 1, XPM 2 を XPM 3 に変換できる。 ダミーのオプションを指定して sxpm を実行すると、使い方が表示される。 表示位置と大きさの指定がない場合は、表示ウィンドウは読み込んだ ピックスマップと同じ大きさになる。 ウィンドウ内で Q キーを押すとプログラムは終了する。
オプション
- -d display
- 接続するディスプレイを指定する。
- -g geom
- ウィンドウの位置と大きさを指定する(デフォルトの大きさはピックスマップ の大きさ)。
- -hints
- ウィンドウに対して ResizeInc を設定する。
- -icon filename
- filename ファイルから作ったピックスマップをアイコンとして設定 する。
- -plaid
- データとして持っている格子縞のピックスマップを表示する。
- filename
- filename ファイルを読み込む。 filename が '-' ならば標準入力からデータを読み込む。 入力ファイルが指定されていなければ、sxpm は標準入力からデータを読み込む。
- -o filename
- filename ファイルに出力する(既にある場合は上書きする)。 filename が '-' の場合は標準出力に出力する。
- -mono
- モノクロビジュアルに対して指定される色を使う。
- -grey4
- 4 色の GrayScale ビジュアルに対して指定される色を使う。
- -grey
- GrayScale ビジュアルに対して指定される色を使う。
- -color
- カラービジュアルに対して指定される色を使う。
- -pcmap
- プライベートカラーマップを使う。
- -closecolors
- 他のビジュアルに切り替える前に「近い色」を使おうとする。
- -nod
- ピックスマップのウィンドウ表示を行わない(コンバータとして使う際に便利 である)。
- -nom
- クリップマスクがあっても使わない。
- -sc symbol colorname
- デフォルト色の symbol を colorname に上書きする。
- -sp symbol pixelvalue
- デフォルト色の symbol を pixelvalue に上書きする。
- -cp colorname pixelvalue
- デフォルト色の colorname を pixelvalue に上書きする。
- -rgb filename
- filename ファイル内で色の名前を探し、これらを RGB 値の代わりに 出力する。
- -v
-
詳細表示。標準以上の情報を出力する(標準エラー出力)。
既知のバグ
一部のウィンドウマネージャはビットマップでないピックスマップをアイコン として受け付けない。というのも、多くのウィンドウマネージャが採用してい るが、これは ICCCM 準拠した機能ではないからである。