Other Alias
sgetmask書式
long sgetmask(void);long ssetmask(long newmask);
注: これらのシステムコールには、glibc のラッパー関数はない。「注意」の節を参照。
説明
これらのシステムコールは廃止予定であり、 「使用しないこと」。 代わりに sigprocmask(2) を使用すること。sgetmask() は、呼び出し元プロセスのシグナルマスクを返す。
ssetmask() は、呼び出し元プロセスのシグナルマスクを newmask で指定された値に設定し、変更前のシグナルマスクを返す。
これら二つのシステムコールが扱うシグナルマスクは、 単純なビットマスクである (この点が sigprocmask(2) で使用される sigset_t と異なる)。 これらのマスクを作成したり検査するには sigmask(3) を使用すること。
返り値
sgetmask() は常に成功し、シグナルマスクを返す。 ssetmask() は常に成功し、直前のシグナルマスクを返す。エラー
これらのシステムコールは常に成功する。準拠
これらのシステムコールは Linux 固有である。注意
glibc はこれらの古いシステムコールに対するラッパー関数を提供していない。 あまりないと思うが、これらを呼び出したい場合には syscall(2) を使うこと。これらのシステムコールは、 31 より大きいシグナル番号 (つまり、リアルタイムシグナル) を扱えない。
これらのシステムコールは x86-64 には存在しない。
SIGSTOP や SIGKILL をブロックすることはできない。
この文書について
この man ページは Linux man-pages プロジェクトのリリース 3.65 の一部である。 プロジェクトの説明とバグ報告に関する情報は http://www.kernel.org/doc/man-pages/ に書かれている。