書式
smproxy [-clientId id] [-restore saveFile]オプション
- -clientId id
- 前回のセッションで smproxy が使ったセッション ID を指定する。
- -restore saveFile
- 前回のセッションで smproxy が状態の保存に使ったファイルを指定する。
説明
smproxy を使うと、X11R6 のセッション管理をサポートしていない X
アプリケーションを X11R6 のセッションに加えることができる。
smproxy を X アプリケーションのプロキシとして動作させるためには、
以下の条件の1つが真でなければならない:
-アプリケーションが WM_CLIENT_LEADER プロパティを持つトップレベ
ルウィンドウをマップしている。このプロパティはクライアントリーダーウィ
ンドウへのポインタを与える。クライアントリーダーウィンドウは
WM_CLASS, WM_NAME, WM_COMMAND,
WM_CLIENT_MACHINE の各プロパティを持っている。
または
- アプリケーションは、WM_CLIENT_LEADER プロパティを持たないトッ プレベルウィンドウをマップしている。しかし、このトップレベルウィンドウ が WM_CLASS, WM_NAME, WM_COMMAND, WM_CLIENT_MACHINE の各プロパティを持っている。
WM_SAVE_YOURSELF プロトコルをサポートしているアプリケーションは、 セッションマネージャがチェックポイントかシャットダウンを行うと必ず WM_SAVE_YOURSELF クライアントメッセージを受信する。これにより、 クライアントは動作状態を保存することができる。アプリケーションが WM_SAVE_YOURSELF プロトコルをサポートしていなければ、プロキシは (WM_COMMAND を用いて)アプリケーションを再起動するために十分な情 報をセッションマネージャに与える。ただし、この場合には動作状態は保存さ れない。
著者
Ralph Mor, X Consortium