size(1) セクションの大きさとその合計をリストする

書式

size
[-A|-B|--format=compatibility] [--help] [-d|-o|-x|--radix=number] [--target=bfdname] [-V|--version] objfile...

説明

GNU size ユーティリティは objfile 引数に与えられたオブジェクトファイルそれぞれに対して、セクションのサイ ズとその合計をリストする。デフォルトではオブジェクトファイルひとつ(書 庫が指定された場合はそれぞれのメンバー) について一行の出力を生成する。

オプション

-A
-B
--format compatibility
これらのうちのどれかのオプションを指定すると、 GNU size の出力形式を選択することができる。 System V 形式にするには -A または --format=sysv、 Berkeley 形式にするには -B または --format=berkeley を指定する。 デフォルトは Berkeley 形式に似た一行出力である。
 
--help
指定可能な引数とオプションの要約を表示する。

-d
-o
-x
--radix number
これらのオプションのどれかを指定すると、各セクションのサイズを表す数値 の基数を変更できる。 10 進数なら -d または --radix 10、 8 進数なら -o または --radix 8、 16 進数なら -x または --radix 16 である。 --radix number 形式で指定できるのは、以上の数値 (8, 10, 16) に限られる。 サイズの合計は常に 2 種類の基数で表示される。 -d-x を指定した場合は 10 進と 16 進、 -o を指定した場合は 8 進と 16 進となる。

--target bfdname
objfile のオブジェクトフォーマットを bfdname として指定できる。このオプションはおそらく不要である。 size は多数のフォーマットを自動的に認識する。指定可能なフォーマットを知るた めの方法に関しては objdump(1) を見よ。

-V
--version
size 自身のバージョン番号に関する情報を表示する。

著作権

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