書式
rmmod [-f] [-w] [-s] [-v] [modulename]
説明
rmmod はモジュールをカーネルから削除する 取るに足らないプログラムである。 ほとんどのユーザは rmmod よりも、
modprobe(8) に -r オプションを付けて使いたいと思うだろう。
オプション
- -v --verbose
-
プログラムが何をしているかに関するメッセージを表示する。 通常、 rmmod は何かまずいことが起こった場合に限って メッセージを表示する。
- -f --force
-
このオプションは非常に危険である。 カーネルがコンパイルされるとき、 CONFIG_MODULE_FORCE_UNLOAD
がセットされていなければ何も起きない。 このオプションを使うと、 使用中のモジュールや、 削除されるように設計されていないモジュール、
削除が安全でないとマークされているモジュールを削除することができる (lsmod(8) を参照) 。
- -w --wait
-
通常、 rmmod は 使用中のモジュールのアンロードは拒否する。 このオプションを使うと、 rmmod はモジュールを隔離し、
モジュールが使用中でなくなるまで待つ。 新たにそのモジュールを使うことはできないが、 現在のユーザが使用をやめるかどうかはあなた次第である。
使用カウントに関する情報は lsmod(8) を参照。
- -s --syslog
-
エラーを標準エラーではなく、 syslog に送る。
- -V --version
-
プログラムのバージョンを表示し、終了する。
古いカーネルで実行する場合の注意については下を参照。
下位互換性
このバージョンの rmmod は、 カーネル 2.5.48 およびそれ以降のためのものである。
古い形式のモジュールに対応したカーネルを検出すると (そのためのほとんどの処理はユーザ空間で行なわれる) 、 その場で rmmod.old
を実行しようとする。 そのため、ユーザは全く意識しなくてよい。
著作権
このマニュアルページの著作権表示は Copyright 2002, Rusty Russell, IBM Corporation.