書式
resize_reiserfs [ -s [+|-]size[K|M|G] ] [ -j dev ] [ -fqv ] device説明
resize_reiserfs はアンマウントされている reiserfs ファイルシステムのサイズを変更する。 このツールは device 上にある reiserfs ファイルシステムを拡大または縮小し、 size バイトにする。 プレフィックス + または - を使った場合、 size には増減するバイト数を指定する。 -s オプションが指定されない場合、 指定されたデバイスを最大限に使うようにサイズが変更される。 size パラメータには単位 (modifier) K, M, G を付けることができる。 これらの単位は、 size パラメータがそれぞれキロ・メガ・ギガバイトで与えられることを意味する。resize_reiserfs はデバイスのサイズを操作しない。 ファイルシステムを拡大したいと思うなら、 まず最初にファイルシステムのあるデバイスを拡大しなければならない。 これは、パーティションに対して cfdisk(8) を使うことにより可能である。 パーティションを削除して、さらに大きいサイズで再作成すればよい (該当するパーティションの 後に 空き領域があることを仮定している)。 以前と同じ開始ディスクシリンダで パーティションを「再」作成すること! さもなければ、サイズの変更操作は間違いなくうまく行かず、 ファイルシステム全体を失ってしまうだろう。
ブロックデバイス device に空き領域がある場合、 resize_reiserfs は reiserfs をオンラインで拡大することができる。
reiserfs パーティションを縮小したいと思うなら、 まず最初にファイルシステムを縮小するために resize_reiserfs を使うこと。 その後で、デバイスを縮小するために cfdisk(8) を使うこと。 デバイスのサイズを縮小するときは、 縮小した reiserfs ファイルシステムのサイズより小さくない点を確認すること。
オプション
- -s [+|-]size
- 新しいサイズをバイト単位で設定する。
- -j dev
- ジャーナルデバイス名を設定する。
- -f
- チェックを行わないように強制する。
- -q
- エラーメッセージ以外、何も表示しない。
- -v
-
追加で表示される進捗状況メッセージを有効にする (デフォルト)。
返り値
0 サイズ変更に成功した。- -1 サイズ変更に失敗した。
-
例
以下の例は resize_reiserfs をテストする方法を示している。 2GB の reiserfs ファイルシステムがデバイス /dev/hda8 上に作成され、 /mnt にマウントされているものと仮定する。 デバイスを縮小するには、最初にデバイスをアンマウントしなければならない。 次に、 resize_reiserfs を size パラメータ (この場合は -1G) をつけて実行する。
df
umount /mnt
resize_reiserfs -s -1G /dev/hda8
mount /dev/hda8 /mnt
df /mnt