rendition(4) Rendition 用ビデオドライバ

書式

Section "Device"
Identifier "devname"
Driver "rendition"
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EndSection

説明

rendition は Rendition/Micron ベースのビデオカード用の XFree86 ドライバである。 このドライバはフレームバッファの深さ 8, 15 (Verite V1000 のみ), 16, 24 に対応している。アクセラレーションとマルチヘッド構成には未対応であるが、 現在作業中である。

対応ハードウェア

rendition ドライバは以下の Rendition/Micron チップをベースにした PCI および AGP ビデオカードに対応している。
V1000
Verite V1000 ベースのカード。
V2100
Verite V2100 ベースのカード。 Diamond Stealth II S220 がこの種のカードとしては唯一知られている。
V2200
Verite V2200 ベースのカード。

詳細設定

詳細設定の一般的な部分については XF86Config(5x) を参照すること。 このセクションではこのドライバ固有の詳細設定のみを扱う。

ドライバはチップセットの種類を自動検出するが、以下のチップセット名を 設定ファイルの "Device" セクションの ChipSet 項目に指定して(しなくてもよい)、自動検出の結果をしてもよい。

"v1000", "v2100", "v2200"

ドライバは全てのチップについてビデオメモリの量を自動検出する。 メモリの量が正しく検出できない場合は、実際のビデオメモリの量を 設定ファイルの "Device" セクションの VideoRam 項目に設定しなければならない。

以下のドライバオプション( Options 項目)がサポートされている:

Option "SWCursor" "boolean"
ハードウェアカーソルの使用を無効にする。 デフォルト値: ハードウェアカーソルを使用
Option "OverclockMem" "boolean"
メモリクロック/システムクロックを標準の 110MHz/50MHz から 125MHz/60MHz に増やす。 デフォルト値: オーバークロックしない
Option "DacSpeed" "MHz"
メモリの動作クロックを上げる。高解像度で画面が乱れる一部のカードで役に 立つ。ただし、ハードウェアを傷める危険を負うことになる。注意して使うこと。
Option "FramebufferWC" "boolean"
write-combine 機能が BIOS で無効にされており、かつこのオプションが設定 ファイルに追加された場合、ドライバはフレームバッファに対して write-combine モードでのアクセスを要求しようとする。アクセラレーション が効いていないサーバでは性能を大幅に向上させることができる。 OS のカーネルに "MTRR" 対応が組み込まれている必要がある。 デフォルト値: V1000 では無効、V2100/V2200 では有効。
Option "NoDDC" "boolean"
モニタからの DDC 情報の探査を無効にする。この情報はまだ使われておらず、 情報を見せる目的で用意されているだけである。この状況は XFree86 4.0 の 最終リリースまでには変わるかもしれない。X サーバの起動中に問題が起きた 場合は、このオプションを無効にするのが安全である。 デフォルト値: DDC を探査する
Option "ShadowFB" "boolean"
このオプションが有効ならば、ドライバは CPU に対し、各々の描画操作をま ずシャドウフレームバッファ(システムの仮想メモリ内にある)に対して行わせ、 その後で結果をビデオメモリにコピーさせる。このオプションが無効ならば、 CPU はビデオメモリに対して直接描画を行う。このオプションを有効にするこ とは、ビデオメモリからの読み込みの平均速度が、システムの仮想メモリでの 読み取り/修正/書き込みの操作よりも遅いシステムでは有利である。 この条件は PCI, AGP カードでは普通は成り立つので、このオプションは アクセラレーションが有効でなければデフォルトで有効とされる。 デフォルト値: アクセラレーションを使わないのであれば有効
Option "Rotate" "CW"
Option "Rotate" "CCW"
ディスプレイを時計周りまたは反時計周りに回転させる。 このモードではアクセラレーションは効かない。 デフォルト値: 回転させない

注意

当面の間、ドライバのデフォルト動作はビデオボードへのメモリアクセスの際 に write-combine 処理を要求しないようにする。というのも、これで問題が 起きることが指摘されているからである。 ビデオボードへのアクセスの際に write-combine 処理を要求するなら Option "MTRR" を用いること。

作者

作者は以下のメンバーである: Marc Langenbach, Dejan Ilic