書式
#include <sys/personality.h>int personality(unsigned long persona);
説明
Linux は、プロセス毎の異なる実行ドメイン、すなわち パーソナリティ (personality) をサポートしている。 実行ドメインは Linux にシグナル番号にどのシグナルを割り付けるかを 教えたりする。また、実行ドメイン・システムにより、 Linux は、 他の UNIX 風のオペレーティングシステムでコンパイルされたバイナリに対する限定的なサポートを提供している。persona が 0xffffffff 以外の場合、 personality() は呼び出し元の実行ドメインを persona で指定された値に設定する。 persona に 0xffffffff を指定すると、変更を行わず、現在の persona 値を取得できる。
利用可能な実行ドメインのリストは <sys/personality.h> にある。
返り値
成功した場合、以前の persona が返される。エラーの場合は、-1 が返され、 errno が適切に設定される。エラー
- EINVAL
- カーネルがパーソナリティを変更できなかった。
準拠
personality() は Linux 固有であり、移植を意図したプログラムで使用すべきではない。この文書について
この man ページは Linux man-pages プロジェクトのリリース 3.65 の一部 である。プロジェクトの説明とバグ報告に関する情報は http://www.kernel.org/doc/man-pages/ に書かれている。