namei(1) 終端が見つかるまでパス名を辿る

書式

namei [-mx] pathname [ pathname ... ]

説明

namei は、引き数を (シンボリックリンク・ファイル・ディレクトリなどの) 任意タイプの Unix ファイルへのパス名として使う。 namei は、(ファイル・ディレクトリ・キャラクタデバイスなどの) 終端が見つかるまでパス名を辿る。 シンボリックリンクが見つかった場合、 リンクを表示して、内容をインデントしながら出力してリンクを辿り始める。

このプログラムは 「シンボリックリンクのレベルが深すぎる」という問題を 見付けるために役立つ。

出力の各行について、 namei は見つかったファイルタイプを識別するための以下の文字を出力する:

   f: = 解決するために入力したバス名
    d = ディレクトリ
    l = シンボリックリンク (リンクとリンクの内容の両方を出力する)
    s = ソケット
    b = ブロックデバイス
    c = キャラクタデバイス
    - = 通常のファイル
    ? = 何かのエラー

namei は、システムで許容されているシンボリックリンクの最大数を超えている場合、 情報メッセージを表示する。

オプション

-x
マウントポイントになっているディレクトリを 'd' ではなく 'D' を使って示す。
-m
各ファイルタイプのモードを 'rwxr-xr-x' のような ls(1) の形式で表示する。

著者

Roger Southwick ([email protected])

バグ

見つかるだろう。

放棄宣言

namei はシンボリックリンクの無限ループを永久に辿り続ける。 これから抜けるには、SIGINT (通常は ^C) を使うこと。