書式
/usr/lib/yp/mknetid [ -q ] [ -h hosts ] [ -p passwd ] [ -g group ] [ -d domain ] [ -n netid ]/usr/lib/yp/mknetid --version
説明
mknetid は、 group (5), passwd(5), hosts(5), netid の各ファイルの内容から NIS マップ netid.byname を生成する。 mknetid は netid に複数のエントリがあるかをチェックし、警告を発するか 重複を削除する。 mknetid は NIS マップを再生成する場合に /var/yp/Makefile から呼ばれる。これがほぼ唯一の起動のされ方である。
オプション
- -q
- `quiet' モードにする。netid エントリに重複があっても 警告メッセージを表示しない。
- -h hosts
- デフォルトの /etc/hosts 以外の hosts ファイルを用いる場合に指定する。
- -p passwd
- デフォルトの /etc/passwd 以外の passwd ファイルを用いる場合に指定する。
- -g group
- デフォルトの /etc/group 以外の group ファイルを用いる場合に指定する。
- -n netid
- デフォルトの /etc/netid 以外の netid ファイルを用いる場合に指定する。
- -d domain
- mknetid は、デフォルトではシステムのドメイン名を用いる。 システムのドメイン名が設定されていなかったり、この設定を 上書きしたい場合にはこのオプションを用いる。
- --version
- バージョン番号を表示する。
ファイル
- /etc/group
- グループファイル
- /etc/hosts
- ホストのデーターベース
- /etc/netid
- ネット名のデーターベース
- /etc/passwd
- パスワードファイル