manconv(1) マニュアルページをあるエンコーディングから別のエンコーディングに変換する

書式

manconv -f from-code[:from-code...] -t to-code [-dqhV] [filename]

説明

manconv は、 iconv のように、マニュアルページをあるエンコーディングから別のエンコーディングに変換します。 iconv と異なるところは、変換時に複数の入力エンコーディングを順に試みることです。これは明示的にエンコーディングを指定せずにマニュアルページをディレクトリーにインストールし、 UTF-8 と歴史的な文字集合が混ざっている時に役に立ちます。

エンコーディング宣言がマニュアルページの先頭にある場合、その宣言は manconv のコマンドライン指定を上書きします。エンコーディング指定は次のようになります。

'\" -*- coding: UTF-8 -*-

または (マニュアルページ前処理系により宣言された場合)

'\" t -*- coding: ISO-8859-1 -*-

オプション

-f encodings, --from-code encodings
入力エンコーディングとして encodings (コロン区切りのリスト) を順に使用して変換を試みます。
-t encoding, --to-code encoding
encoding へマニュアルページのエンコーディングを変換します。
-q, --quiet
マニュアルページが変換できなかった場合でもエラーメッセージを表示しません。
-d, --debug
デバッグ情報を表示します。
-h, --help
ヘルプメッセージを表示して終了します。
-V, --version
バージョン情報を表示します。

著者

Colin Watson ([email protected]).