ifport(8) ネットワークインターフェースのトランシーバのタイプを選択する

書式

ifport interface [auto|10baseT|10base2|aui|100baseT|##]

説明

ifport は指定したネットワークインターフェースのトランシーバタイプを設定する。 複数のトランシーバタイプをサポートするドライバのためのコマンドである。 タイプを指定しなかった場合は現在のタイプが表示される。 タイプは数値でもキーワードでも指定できる。 標準的な 5 つのトランシーバタイプ (auto, 10baseT, 10base2, aui, 100baseT) がそれぞれコードの 0 から 4 に対応している。 これはすべての Linux PCMCIA ネットワークドライバで同じである。 キーワードマッチは英大文字小文字を区別しない。

既にインターフェースがオープンしている場合には、 ネットワークドライバはそのカードに 新しいトランシーバタイプを再設定することはできない。 ifportifconfig によるインターフェースの設定に先立って行うのが望ましく、 こうすれば新しい設定がすぐに有効となることを保証できる。

このユーティリティは 16 ビット PC カードドライバの一部でしか動作しない。 使えるドライバは 3c589_cs, nmclan_cs, pcnet_cs, smc91c92_cs, xirc2ps_cs である。他のドライバに対して用いると、 ifport はいい加減なドライバ設定を返すか、 「Operation not supported」というレポートを返す。

返り値

ioctl: Operation not supported
このネットワークデバイスがマニュアルのトランシーバ選択を サポートしていないことを示す。トランシーバの選択肢がひとつしかない、 デバイスが常に適切なトランシーバを自動選択する、などが考えられる。

著者

David Hinds - [email protected]