書式
grolj4 [ -lv ] [ -d[n] ] [ -cn ] [ -ppaper_size ] [ -wn ] [ -Fdir ] [ files... ]
コマンドラインオプションとパラメータの間に空白を含めることが可能です。
解説
grolj4 は groff のドライバであり、HP Laserjet 4 プリンタに適した PCL5 フォーマットの出力 を生成します。troff のものに加え、描画コマンドとして次のものが利用可能です:
- \D'R dh dv'
- 現在の位置と、現在の位置 +(dh,dv) とを対角とする罫線(黒く塗りつぶした矩形)を描きます。描いた後の 現在位置は、対角点となります。 これは PCL の矩形塗りつぶしコマンドを生成します。 他デバイスの \D コマンドと異なり HPGL/2 をサポートしないプリンタ上で動作します。
オプション
- -cn
- 各ページを n 回印刷します。
- -l
- ランドスケープにて文書を印刷します。
- -d [n]
- 二重モード n を使用します: 1 は長いサイドバインディングで、2 は短いサイドバインディングです。 デフォルトは 1 です。
- -psize
- 用紙サイズを size にします。これは letter, legal, executive, a4, com10, monarch, c5, b5, dl のいずれかである 必要があります。
- -v
- バージョン番号を表示します。
- -wn
- デフォルトの線の太さを M の横幅 (em)の1000 分の n にします。
- -Fdir
- フォントとデバイス記述ファイルの検索パスの前に、ディレクトリ dir/devlj4 を追加します。
次の 4 個のコマンドを、 DESC ファイル中で、追加使用可能です:
- pclweight N
- 整数値 N は -7 から +7 の範囲であることが必要です。デフォルト値は 0 です。
- pclstyle N
- 整数値 N は 0 から 32767 の範囲であることが必要です。デフォルト値は 0 です。
- pclproportional N
- ブール値フラグであり、0 または 1 です。デフォルト値は 0 です。
- pcltypeface N
- 整数値 N は 0 から 65535 の範囲であることが必要です。デフォルト値は 0 です。
関連ファイル
- /usr/share/groff_font/devlj4/DESC
- デバイス記述ファイルです。
- /usr/share/groff_font/devlj4/ F
- F というフォントに対する記述ファイルです。
- /usr/share/tmac/lj4.tmac
- grolj4 と共に使われるマクロです。