書式
Section "Device"
Identifier "devname"
Driver "glint"
...
EndSection
説明
glint は 3Dlabs 社と Texas Instruments 社の GLINT/Permedia ベースの ビデオカード用の XFree86 ドライバである。 このドライバはほぼ完全にアクセラレーションが効き、フレームバッファの 深さは 8, 15(FBDev 対応では動作がおかしいことがある), 16, 24(24 bpp には問題があるので、32 bpp が望ましい), 30, 8+24 オーバレイモードに対応している。対応ハードウェア
glint ドライバは 3Dlabs 社(GLINT MX, GLINT 500TX, GLINT GAMMA, Permedia, Permedia 2, Permedia 2v, Permedia 3) および Texas Instruments 社(Permedia, Permedia 2) のチップに対応している。詳細設定
詳細設定の一般的な部分については XF86Config(5x) を参照すること。 このセクションではこのドライバ固有の詳細設定のみを扱う。このドライバはチップセットの種類を自動検出するが,以下の チップセット名を設定ファイルの "Device" セクションに ChipSet オプション(省略可能)として指定して、自動検出の結果を上書きしてもよい。
- "ti_pm2", "ti_pm", "pm3", "pm2v", "pm2", "pm", "500tx", "mx", "gamma".
このドライバは、全てのチップにおいてビデオメモリの量を自動検出しようと する。 検出が正しく行われない場合は、実際のビデオメモリの量を設定ファイルの "Device" セクションの VideoRam 項目で指定すべきである。
さらに、使用しているカードバス ID を 設定ファイルの "Device" セクションの BusID 項目に指定する必要があるかもしれない。FBDev 対応している場合は特にそう である。
以下のドライバオプション( Options 項目)がサポートされている:
- Option "UseFlatPanel" "boolean"
- Permedia3 の液晶対応機能を有効にする。 デフォルト値: ff
- Option "SWCursor" "boolean"
- ソフトウェアカーソルを有効または無効にする。 デフォルト値: off。 このオプションは HWCursor オプションを無効にする。その逆も同じである。
- Option "NoAccel" "boolean"
- アクセラレーションを有効または無効にする。 デフォルト値: アクセラレーションが有効
- Option "Overlay"
- 8+24 オーバーレイモードを有効にする。 深さ 24, 32 bpp のみで有効である。 (注意: このオプションは FBDev サポートについてはテストされておらず、たぶん動 作しない。) 認識される値は "8,24", "24,8" である。 デフォルト値: off
- Option "PciRetry" "boolean"
- PCI のリトライを有効または無効にする。 (注意: このオプションは Amiga 用の Permedia2 ベースのカードでは動作しない。) デフォルト値: off
- Option "ShadowFB" "boolean"
- シャドウフレームバッファレイヤを有効または無効にする。 詳しくは shadowfb(4) を参照すること。 (注意: このオプションを指定するとハードウェアアクセラレーションは無効となる。) デフォルト値: off
- Option "UseFBDev" "boolean"
- OS 固有のフレームバッファインタフェースの使用を有効または無効にする (これは全ての OS でサポートされているわけではない)。 詳しくは fbdevhw(4) を参照すること。 デフォルト値: off
- Option "BlockWrite" "boolean"
- 各種 Permedia2 チップでブロック書き込みを有効または無効にする。 このオプションは一般的にアクセラレーションの性能を向上させるが、 いくつかの特殊な場合ではアクセラレーションを無効にしてしまう。 デフォルト値: off
- Option "FireGL3000" "boolean"
- オプション名と同名のカードを使っている場合は有効にすること。 デフォルト値: off
- Option "SetMClk" "freq"
- このドライバは全てのチップにおいてメモリクロック値を自動検出しようとす る。メモリクロック値が正しく検出されない場合は、実際の値をこの オプションで指定すべきである(単位は MHz)。
作者
作者は以下のメンバーである: Alan Hourihane, Dirk Hohndel, Stefan Dirsch, Michel Da"nzer, Sven Luther